尾﨑晟也

Seiya Ozaki

生年月日

1995年7月11日
出身

京都府
所属

東京サントリーサンゴリアス
ポジション

FB（フルバック）
身長／体重

175cm／85kg
主な経歴

伏見工業→帝京大学
日本代表キャップ

4
※2024年12月1日時点
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スピード、決定力抜群の2022-23シーズンのトライ王

父は花園高校、日本大学、ユニチカで、LO（ロック）やNO8（ナンバーエイト）といったFW（フォワード）として活躍した達博さん。ユニチカグラウンドなどを練習場所としている南京都ラグビースクールで、父の指導の下、3歳からラグビーを始めた。姉2人がバスケットボールをしていたため、小学校5～6年はバスケットボールも同時にプレーしていたという。

中学からラグビーに専念し、京都選抜で全国制覇を経験した。高校、大学はラグビースクールの1つ上にいた松田力也（トヨタヴェルブリッツ）を追って、伏見工業（現・京都工学院）、帝京大学に進学した。高校時代は2年時しか花園に出場できなかったが、大学時代は1～4年時ですべて日本一を達成し、大学選手権9連覇に貢献。U20日本代表、ジュニア・ジャパンでも国際経験を積んだ。2017年の大学4年時には、アジア勢と対戦する若き日本代表で初キャップを獲得した。

国際的に通用する選手を目指すため、敢えてライバルひしめくサントリーに入社。2018年には4月はJAPAN Aとしてニュージーランド遠征に参加し、2試合に出場した。2019年も日本代表候補選手から構成されるウルフパックとして存在感を示したが、日本代表に選ばれることはなかった。

2021年シーズンは15番をつけることが多くなり、8試合に出場して、6トライを挙げている。シーズン終了後、日本代表候補に選ばれて6月にはサンウルブズのメンバーとして日本代表と対戦した。

リーグワンとなった2022年は、FB、WTB（ウィング）として13試合に先発出場。スピード、ステップが武器のバックスリーで、年々力強さも増している。夏はウルグアイ代表との1試合に先発した。秋は当初、名前がなかったが、WTB高橋汰地（トヨタヴェルブリッツ）の負傷により追加招集され、合宿に参加したが欧州遠征には参加できなかった。

2022-23シーズンのリーグワンは全試合に出場し、18トライでトライ王にも輝いた。2023-24シーズンは副将も務めて、2シーズン連続で「ベスト15」を受賞した。スピードと決定力を武器に、2024-25シーズンもトライを量産するはずだ。

◆社会人になる時も松田の後を追うか悩んだが、プロ選手ではなく、社業もラグビーも同時に精を出す文化のあるサントリーを選んだという。好きな食べ物は海鮮。趣味は旅行。座右の銘は「信は力なり」。愛称「セイヤ」。チームメイトのCTB（センター）尾崎泰雅は弟だ。

TEXT by 斉藤健仁