山下楽平

Rakuhei Yamashita

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スピードと決定力で存在感を示すリーグワンの初代トライ王

7歳から大阪・枚方ラグビースクールで競技を始める。中学から常翔啓光学園に進学し、高校2年時には花園で優勝も経験した。京都産業大学在学中にはニュージーランドにも留学し、研鑽を積んだ。卒業後は神戸製鋼に加入。2014年には7人制ラグビーの日本代表に選出され、アジア大会で金メダル獲得に大きく貢献した。

トップリーグでも1年目からエースWTBとしてレギュラーを獲得し、トップリーグの「新人賞」「最多トライゲッター」「ベストフィフティーン」に選出されるなど大きく躍動。2018-2019シーズンは優勝にも貢献した。

リーグワンとなった2022シーズンは12試合に先発出場し、最終戦で4トライを挙げて計11トライ。ルーキーイヤー以来のトライ王をディラン・ライリー（埼玉パナソニックワイルドナイツ）とともに獲得した。そして、日本代表にも名を連ねたが、キャップ獲得はならなかった。

2022-23シーズンは低迷するチームの中でも、12試合で5トライと気を吐いた。スピードと決定力があるベテランWTBとして、今季からLO（ロック）ブロディ・レタリックとともに共同主将に就任した。

◆父の哲也さんは京都産業大学、NTT関西でプレーしていたFL（フランカー）。HO（フッカー）金正奎（浦安D-Rocks）は、常翔啓光学園時代の同級生だ。楽平という名前は「人生、楽しく、平和に！」と願ってつけられた。趣味はゴルフで、茶道やヨガに取り組んだりもしている。

TEXT by 斉藤健仁

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