リッチー・モウンガ

Richie Mo'unga

生年月日

1994年5月25日
出身

ニュージーランド
所属

東芝ブレイブルーパス東京
ポジション

SO（スタンドオフ）
身長／体重

176cm／83kg
主な経歴

カンタベリー大学→カンタベリー→クルセイダーズ
ニュージーランド代表キャップ

56 ※2019・23年ワールドカップ代表
※2023年12月1日時点
SNS

Instagram :@richiemounga

COMMENT

パス、ラン、キックと3拍子そろった世界的司令塔

身長176cmとサイズこそ大きくはないが、キック、パスといったスキルに長けて、ランの能力も高い攻撃的なSOだ。2016年にスーパーラグビーデビューを果たすと、ダン・カーターの跡を継いで、クルセイダーズの10番に定着し、チームの絶対的司令塔としてプレー、スーパーラグビー7連覇に寄与した。

2017年11月、バーバリアンズのメンバーとして、トゥイッケナム・スタジアムでオールブラックスと対戦。その試合でトライを決めると、そのままオールブラックスに召集された。2018年6月のフランス戦で初キャップを獲得し、ザ・ラグビーチャンピオンシップのスコッドにも選ばれ、アルゼンチン代表戦では先発出場も果たした。2018年秋の日本代表戦でも素晴らしいパフォーマンスを見せ、SOのポジション争いに名乗りを上げた。

2019年はクルセイダーズの10番として、チームの3連覇に大きく貢献。その勢いのまま、2019年ワールドカップには正SOとして試合に出場したが、やや精彩を欠きオールブラックスを3連覇に導くことはできなかった。2020年のスーパーラグビー・アオテアロアでは、クルセイダーズの優勝に貢献するだけでなく、得点王に輝いて最優秀選手賞を獲得。スーパーラグビーでの優勝に貢献し続けた。

イアン・フォスターHC（ヘッドコーチ）の信頼も厚く、オールブラックスでも10番として試合に出続け、2023年ワールドカップでは、先発6試合を含む全7試合に出場し、56点を挙げたものの決勝で涙を飲んだ。

今季、初めて国外となる新天地としてブレイブルーパスに入団した。クルセイダーズ、そしてオールブラックスの経験豊富な10番がチームを引っ張り、優勝に導くことができるか。

◆ニュージーランド出身だが、父はトンガ、母はサモア出身。妻のソフィーさんの姉は元オールブラックスPR（プロップ）オーウェン・フランクス夫人。2020年8月に長女ビリー・マリー、2021年9月に長男マーレー・ルイが誕生し、2児の父となった。来日してから日本食をいろいろ食べており、コンビニのタマゴサンドがお気に入り。

TEXT by 斉藤健仁