接点で強さを見せるアルゼンチンを代表するバックロー

16歳でラグビーを始めて、2013年に20歳でアルゼンチン代表初キャップを獲得すると、そのシーズンはイングランドのレスター・タイガースに移籍した。2016年からアルゼンチンを本拠地とする、スーパーラグビーチームのハグアレスに加入するために帰国した。2018年はチームを初のプレーオフ（ベスト8）進出へと導き、自らもスーパーラグビー全体の「ベスト15」に選出されるなど出色の出来を見せた。

それまでキャプテン経験はなかったものの、2018年はハグアレスのスキッパーに任命されてチームを牽引した。だが、リーグ戦のシャークス戦での反則により出場停止となってしまい、残念ながらプレーオフ準々決勝のライオンズ戦に出場は叶わなかった。2019年からはフランスのスタッド・フランセ、2022年はニュージーランドのクルセイダーズでプレーし優勝を経験。今季から三重ホンダヒートへと加入した。

アルゼンチン代表としても2015年のワールドカップに出場を果たした。2018年には代表50キャップを達成し、2019年のワールドカップではキャプテンを務めるなどアルゼンチン代表では欠かせない存在で、100キャップに達成する可能性は大きい。ボールキャリアや接点で常に身体を張ったプレーが持ち味だ。ワールドクラスのプレーとキャプテンシーで、ヒートのディビジョン1昇格に貢献する。

◆ラグビーを本格的に始めたのは16歳と遅かったが、すぐに頭角を現し、4年後には代表に入った逸材だ。尊敬する選手は元ニュージーランド代表キャプテンNO8キアラン・リード。息子が1人いる。

TEXT by 斉藤健仁

• Q

  ニックネーム（もしくはこう呼んでほしい）

  パブルー

• Q

  試合前に必ずすること

  アルゼンチの音楽を聴き、マテ茶（アルゼンチンのお茶）を飲んでリラックスする。

• Q

  ラグビーを始めたきっかけ

  2007年ワールドカップ
  アルゼンチンが準決勝に進んだ
  そして、友人に誘われ、ラグビーを始めた

• Q

  今のポジションを始めたきっかけ

  15歳の時、監督に今のポジションが合っていると言われた。

• Q

  所属チームの魅力は？

  高い技術と魅力的な文化。ラグビーをエンジョイするとても健康的で献身的なチーム。

• Q

  チームの●●な人といえば？（●●は「ムードメーカー」「おしゃれ番長」など…）

  まだチームに入ったばかりなので、今はチームメイトについて知り始めたところ。

• Q

  他の競技で仲の良いアスリートはいますか？

  ポロやテニス選手の友人がいる。

• Q

  出身地の自慢（観光地、食事、偉人など）

  ピラールはポロ（アルゼンチンでは人気スポーツ）と最高の馬の産地として有名。

• Q

  好きな寿司ネタ（例：ウニ、サーモン）

  サーモンとマグロ赤身

• Q

  挑戦してみたいことはありますか？

  自分は良いサッカー選手になれると思う

• Q

  学生時代の得意科目

  地理　世界を知るのが大好き

• Q

  学生時代の苦手科目

  文学　いまだに馴染めない

• Q

  スマホで待ち受け画面にしているもの

  家族の写真

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