垣永真之介

日本代表選手紹介

垣永真之介

Shinnosuke KAKINAGA

生年月日

1991年12月19日
出身

福岡県
所属

東京サントリーサンゴリアス
ポジション

PR（プロップ）
身長/体重

180cm／115kg
主な経歴

東福岡高校→早稲田大学
日本代表キャップ

12
※2023年8月28日時点
ツイッター / インスタグラム

@Nosuke009 / @kakky009

スクラムでの「叫び」が印象的。機動力にも長けた右PR

6歳の頃にすでに体重が40kgあったため、ダイエットとして草ヶ江ヤングラガーズで競技を始めたが、それでも小学6年で90kgに達していたという。名門・東福岡高校に進学し、キャプテンとして「花園」こと、全国高校ラグビー大会で優勝した。早稲田大学でも主将を務め、大学選手権準優勝に貢献した。サントリーでも1年目からトップリーグ16試合に出場するなど、すぐに頭角を現した。

その後、日本代表に選出されて、2014年11月で初キャップを獲得したが、2015年のワールドカップには残念ながら出場できなかった。2016年はサンウルブズにも参加し、2019年ワールドカップ出場を目指したが、右膝に大きなケガを負ってしまい、叶わなかった。

2021年シーズンはサントリーの3番として安定したパフォーマンスを発揮し、初めて「ベスト15」にも選出された。そして、ジェイミー・ジョセフHC（ヘッドコーチ）体制となって初めての代表入りを果たした。6月の欧州遠征で試合出場はなかったが、秋の欧州遠征ではスコットランド代表戦で久しぶりにキャップを獲得した。コロナ禍の影響で試合は中止になったが、バーバリアンズにも選ばれた。

2022年春も日本代表に選ばれ、フランス代表戦で途中出場を果たした。秋は追加招集で再びチャンスをつかんだが、欧州遠征には参加できなかった。もともとボールキャリーが得意な選手で、年々、スクラムにも安定感が出てきた。2022-23シーズンのリーグワンでは、先発11試合を含む13試合に出場。今夏のテストマッチは1試合の出場だったが、オールブラックスXVとの2試合に出場し、念願のワールドカップスコッド入りを果たした。経験と悔しい思いを力に変えて、2023年ワールドカップで初出場を目指す。

◆愛称は「カッキー」。明るい性格でチームのムードメーカー。4年間ソフトボールを経験しており、プロ野球は巨人とソフトバンクのファン。スクラムを組むときや、トライ後に「叫ぶ」パフォーマンスが注目され、サンウルブズの記者会見に「雄叫び」で登場したことも。元日本代表のCTB（センター）立川理道（クボタスピアーズ船橋・東京ベイ）と仲が良く、一緒にアプリでラジオを配信している。バイクが好きで、自身のファッションブランドも展開している。

TEXT by 斉藤健仁
© JRFU