中野将伍

日本代表選手紹介

中野将伍

Shogo Nakano

生年月日

1997年6月11日
出身

福岡県
所属

東京サントリーサンゴリアス
ポジション

WTB（ウィング）
身長/体重

186cm／98kg
主な経歴

東筑高校→早稲田大学
日本代表キャップ

6
※2023年6月1日時点
インスタグラム

@shogo_nakano611

2021年秋の欧州遠征でブレイク。フィジカルが武器の若き大型CTB

北九州市若松区出身。3歳から、8学年上の兄・裕太（釜石シーウェイブス）の影響で、兄と同じ鞘ヶ谷ラグビースクールで楕円球と出会う。その後も東筑高校、早稲田大学と兄の後を追った。花園こそ出場できなかったが、高校時代にU17日本代表、ユース五輪日本代表に選ばれ、春の全国選抜大会にも出場。その活躍が認められて、高校2年生の3月、高校日本代表を飛び越え、大学生中心のU20世代に混じり、ジュニア･ジャパンにも選出された。

早稲田大学でも1年から先発として活躍し、2年の4月に日本代表のジェイミー・ジョセフHC（ヘッドコーチ）が直接指導する、代表候補選手たちが集まった「NDS（ナショナル・デベロップメント・スコッド）キャンプ」に招集された。しかし、ケガのためにアピールすることはできなかった。

4年の大学選手権では、東京サントリーサンゴリアスでも日本代表でもチームメイトのSH（スクラムハーフ）齋藤直人とともに、早稲田大学を11シーズンぶりの優勝に導いた。その後、サンウルブズは練習生で招集され、プレマッチで攻守に渡り、持ち前のフィジカルを発揮し、開幕前に見事に正スコッドに昇格。5試合に出場し、1トライを挙げた。大学卒業後はサントリーに加入した。

トップリーグでは1年目から10試合全てに出場し、CTBだけでなくWTB（ウイング）としてもプレーし、5トライを挙げた。2021年春はコンディション不良で、日本代表に招集されることはなかったが、秋はNDSから日本代表に昇格し、欧州遠征に参加。ポルトガル代表戦で初キャップを獲得。トライを挙げる活躍を見せ、次のスコットランド代表戦にも先発出場した。

身長186cm、体重も100kg近い大型CTB。突破力だけでなく、本人も憧れているという元ニュージーランド代表ソニービル・ウィリアムズを彷彿とさせるオフロードパスも武器とする。日本代表として2022年夏はフランス代表との2試合の先発を含む3試合、秋もフランス代表戦に出場して経験を積んだ。2022-23シーズンはチームで17試合に先発出場し、中軸として成長した。目標である2023年ラグビーワールドカップ出場に向けて、さらにアピールしたい。

◆美味しいものを食べるのが好きという中野は、オフに東筑高校時代の仲間と食事に行ってリラックスしているという。そして、地元に戻ったときには必ず「大好物！」と力説する北九州のソウルフード「資さんうどん」に足を運ぶ。

TEXT by 斉藤健仁
© JRFU