根塚洸雅

日本代表選手紹介

根塚洸雅

Koga NEZUKA

生年月日

1998年9月15日
出身

兵庫県
所属

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
ポジション

WTB（ウイング）
身長/体重

173cm／82kg
主な経歴

東海大学附属仰星高校→法政大学
日本代表キャップ

1
※2024年6月1日時点
X（旧Twitter）／インスタグラム

@kougarugby／@koga0915

リーグワン元年、新人賞を含む個人賞3冠。代表定着を狙う若きランナー

兵庫県出身で、5歳の時に兵庫・尼崎ラグビースクールでラグビーを始める。そのままスクールでラグビーを続けてはいたが、小、中学校時代はバドミントン、バレーボール、陸上をやっていた。高校でラグビーをやるつもりは最初なかったが、スクール選抜で大阪の選抜チームに敗れ、その悔しさから東海大仰星高校に進学した。

高校時代は2年時に花園で優勝しているが、自分自身は出場しておらず、3年時は準優勝し、高校日本代表にも選出された。法政大学に進学し、主にFB（フルバック）としてプレーした。U20日本代表やジュニア・ジャパンも経験し、4年時には共同主将を務めた。大学卒業後、クボタスピアーズ船橋・東京ベイに加入した。

リーグワン初年度、第7節のトヨタヴェルブリッツ戦でデビューを果たすと、11試合連続先発フル出場。計12試合に出場し、4トライを挙げてチームのプレーオフ進出に大きく貢献した。個人としてもレギュラーシーズンの「ベストラインブレイカー」「ベスト15」「新人賞」の3冠に輝いた。

その活躍の勢いのまま、2022年夏に目標である日本代表候補入りし、NDS（ナショナル・デベロップメント・スコッド）として合宿に参加。ウルグアイ代表との第1戦で初キャップを獲得し、トライも記録した。その後の出場チャンスはなかったものの、追加招集され秋も欧州遠征に帯同して国際経験を積んだ。

大学まではFB（フルバック）、CTB（センター）でのプレー時間が長かったが、すっかりWTBとして成長。2022-23シーズンは15試合に出場し、7トライを挙げ優勝に貢献。2023-24シーズンも12試合に先発し7トライを挙げた。

5月の日本代表トレーニングスコッド合宿に追加召集され、紅白戦でアピールし日本代表に返り咲いた。スピードと、練習を重ねているハイボールキャッチでアピールし、代表定着を狙いたい。

◆憧れの選手は元オーストラリア代表のアダム・アシュリークーパー。同じ兵庫県出身のチームメイト、SO李承信は小さい頃から知っている仲だ。好きな武将は伊達政宗。愛称は「コーギー」。動物が好きで、実家に帰って犬と遊ぶのを楽しみにしている。兄・聖冴は三重ホンダヒートのSH（スクラムハーフ）、妹・智華は日本体育大学でプレーしている。2024年5月に結婚した。

TEXT by 斉藤健仁
© JRFU