山沢 拓也
日本代表選手紹介
年々、安定感が増してきたスペース感覚とスキル溢れる司令塔
高校から本格的にラグビーを始め、埼玉の強豪・深谷高校では1年生から大活躍。高校3年次にはエディー・ジョーンズ元日本代表HC(ヘッドコーチ)に「ビジョンを持っている」と評価され、代表合宿にも招聘。ジュニア・ジャパンとしてトンガ代表との試合にも出場した。
2014年、大学2年になる春にジュニア・ジャパンの試合で左膝を痛め、同年12月に再び同じ場所をケガし、3年次は試合に出場することは叶わなかった。2016-17シーズン、筑波大学に在学中ながら、大学の試合に出場せず、実家に近いワイルドナイツと契約。飛び級でトップリーガーとなり9試合に出場した。
日本代表では2017年4月、アジアラグビーチャンピオンシップへ向けた日本代表のスコッドに選出され、4月29日に秩父宮ラグビー場で行われた韓国代表戦で途中出場し、初キャップを獲得した。2018-19シーズンはトップリーグの「ベスト15」にも選出。2019年はサンウルブズに追加招集され、スーパーラグビーにも出場した。2021年6月はサンウルブズの一員として、日本代表と対戦した。
パス、キック、ランと高いスキルセットを持ち合わせたファンタジスタ系の司令塔だ。リーグワンでも序盤は出場機会が多くなかったが、FB(フルバック)で先発するなど、10試合に出場した。SO松田力也のケガもあり、プレーオフでは10番をつけて、ディフェンスでも活躍し、リーグワン初代王者に大きく貢献した。日本代表の司令塔候補としても大きく注目され、ウルグアイ代表戦で先発出場し、勝利に寄与したものの、体調不良でその後のフランス代表戦には出場できなかった。秋は大きな舞台でチャンスを掴みたい。
◆中学まではクマガヤSCでサッカーをしており、Jリーグのユースチームには落ちたが強豪高校から多数誘いがあったという。長谷部誠(フランクフルト)に憧れていたが、兄の山沢一人がいた深谷高校に入学し、ラグビーを始めた。弟のFB(フルバック)京平は、明治大学を卒業、2021年からワイルドナイツに加入し、チームメイトになった。
TEXT by 斉藤健仁
© JRFU
QUESTION
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Q.リフレッシュ方法は?
家族と過ごすこと。
コーヒーを作って飲むこと。 -
Q.座右の銘
Be Myself
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Q.練習や試合後に食べたくなるもの
チョコレート(ハイカカオ)
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Q.毎日のように自宅でしているトレーニング
ワットバイク、歩くこと
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Q.ラグビー以外に経験したスポーツ
サッカー
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Q.洋服のサイズ
XLかXXL
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Q.洋服は既製品?オーダー?どちらですか?
既製品
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Q.英語は話せますか?
少ししか話せない
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Q.コロナが終わったら行ってみたい所
オーストラリア。家族とのんびりしたい。
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Q.日本代表戦に向けてファンへ一言
どんな時も自分らしく、チームに貢献できるように頑張ります。