髙橋汰地

日本代表候補選手紹介

髙橋汰地

Taichi TAKAHASHI

生年月日

1996年6月24日
出身

兵庫県
所属

トヨタヴェルブリッツ
ポジション

WTB（ウィング）
身長/体重

180cm／91kg
主な経歴

常翔学園高校→明治大学
日本代表キャップ

1
※2023年6月1日時点
ツイッター / インスタグラム

@tkhsta1 / @sanzuinifutoi

スピードと決定力が武器。「ポスト福岡」を争う若きWTB

父がラグビー経験者だったが、勧められた訳ではなく、友人に誘われて5歳の時に兵庫県ラグビースクールで競技を始めた。常翔学園高校卒業後、明治大学に進学、フィジカルアップに努めて、12kgの体重増にも成功し、大学4年時は明治大学の22年ぶりの大学選手権優勝に貢献した。

トヨタ自動車に入ると、「強く速い」WTBとなるため、さらにS＆Cトレーニングに努め、1年目から5試合に出場。2021シーズンのトップリーグではトヨタ自動車のエースとして存在感を見せた。新人賞こそ受賞できなかったが、開幕から2試合連続MOM（マン・オブ・ザ・マッチ）を受賞。さらにプレーオフ準決勝での2トライを含む、計9トライを挙げた。そして2021年秋は日本代表にも招集され、欧州遠征メンバーとして帯同したが、キャップは獲得できなかった。

リーグワン初年度は、秋の日本代表合宿でのケガの影響もあり、6試合の出場にとどまったが、それでも5トライを挙げて決定力の高さを見せた。2022年夏、再び日本代表候補となり、チームの地元・豊田で行われたフランス代表戦で途中出場し、初キャップを獲得した。

秋も合宿に参加したがケガのため離脱した。2022-23シーズンのリーグワンでは16試合全てに先発し、10トライを挙げた。5月にはバーバリアンズに招集され、スウォンジー戦でプレーした。スピードのあるランだけでなく、ハイボールキャッチやジャッカルなどを磨いていけば、現役を引退した福岡堅樹さんの後を担うような存在になる可能性も十二分だ。

◆父・晃仁さんも伏見工業（現・京都工学院）や、7連覇を達成した黄金時代の神戸製鋼でWTBとして活躍した名選手だった。また、チームメイトのFB（フルバック）中野剛通とはラグビースクールの同級生だという。高校時代は始発で神戸から大阪まで通っていた。

TEXT by 斉藤健仁
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