日野 剛志
日本代表選手紹介
日野 剛志
Takeshi HINO
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生年月日
1990年1月20日
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出身
福岡県
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所属
静岡ブルーレヴズ
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ポジション
HO(フッカー)
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身長/体重
172cm/100kg
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主な経歴
筑紫高校→同志社大学→ヤマハ発動機、サンウルブズ、トゥールーズ
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日本代表キャップ
5
※2022年8月31日時点 -
ツイッター/インスタグラム
セットプレーを安定させる国際経験豊富な、機動力あるHO
4歳から兄の影響もあり、浮羽ヤングラガーズでラグビーを始め、中学3年で将来を見据えて、SO(スタンドオフ)からHOに転向した。筑紫高校、同志社大学を経て、トライアウトを受けてヤマハ発動機に入り、長谷川慎コーチらの指導も受けて年々、成長してきた選手だ。
トップリーグの活躍を受けて、ジェイミー・ジャパンとなった2016年11月のウェールズ代表戦で、初めて日本代表キャップを獲得した。2016-17シーズンはトップリーグの「ベスト15」にも選ばれた。
2017・18年はサンウルブズで、スーパーラグビーでもプレーしてアピールを続けたが、2019年ワールドカップに出場することは叶わなかった。2019年はフランスリーグ「TOP14」のトゥールーズでプレーして経験を積んだ。2021年シーズンは開幕戦でケガをし、1試合の出場に終わり悔しいシーズンとなった。
今季はケガから復帰し、10試合に出場。後半になるにつれて調子を上げていった。クラブ通算100キャップも達成。決して身長は大きくないものの機動力のあるHOとして円熟味を増してきた。
日本代表候補リストには名前がなかったが、6月のNDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)に招集。ウルグアイ代表との第1戦に途中出場し、2トライを挙げた。7月は試合出場こそなかったものの、日本代表に追加招集された。国際経験を生かして、スクラムの強さと、ラインアウトを安定させるスローワーとしてアピールしたい。そして、自身もかつてプレーしたトゥールーズで、日本代表としてワールドカップに出ることを目標としている。
◆高校時代は3年間、東福岡に負けて花園に出場できなかった。好きな言葉は「身殺仁為」。大型自動二輪車、船舶2級の免許を持っている。試合前にMr.Childrenの「蘇生」を聞いてテンションを高めている。コーヒーが好きで、浜松餃子や、「さわやか」のハンバーグも好き。最近は韓国ドラマにはまっている。愛称は「ひのちゃん」。昨季から同志社大のスポットコーチとしてスクラムを強化している。今年、選手会の会長に就任した。
TEXT by 斉藤健仁
© JRFU