齋藤 直人
日本代表選手紹介
フランスで進化したSH。攻撃でチームをけん引する
父親の影響で3歳から横浜ラグビースクールで競技を始めた。高校は地元横浜の強豪・桐蔭学園に進学、1年生からメンバー入りし、準優勝を経験。3年時は主将としてチームを花園準優勝に導いた。
高校日本代表を経て、小さい頃から憧れていた早稲田大学に進学し、1年生から活躍。大学2年から3年にかけては、NDS(ナショナル・ディベロップメント・スコッド)にも選ばれて、ジュニア・ジャパンにも選出。大学3年の秋には学生で唯一、日本代表候補に選出されて、サンウルブズの練習生にもなった。
2019年度の大学選手権で、主将として早稲田大学を11シーズンぶりの優勝に導き、その実績を買われて、WTB(ウイング)シオサイア・フィフィタらとサンウルブズにも参加した。先発2試合を含む、全6試合に出場してスーパーラグビーの舞台を踏んだ。大学卒業後はサントリーに入部した。
ルーキーイヤーとなった2021年シーズンのトップリーグでは、2019年ワールドカップ日本代表の流大と交替での出場が多かったが、9試合に出場し3トライを挙げた。現役ニュージーランド代表のSO(スタンドオフ)ボーデン・バレットとハーフ団を組み、さらに経験を積んで成長。
2021年6月の日本代表の欧州遠征で、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦で後半10分から途中出場し、初キャップを獲得。次のアイルランド代表戦では先発に起用されてトライも挙げた。その秋のテストマッチでも控えから4試合出場した。
2022-23シーズンのリーグワンはHO(フッカー)堀越康介と共同主将を務め、リーダーとしても成長し、全18試合に出場した。2023-24シーズンは先発が7試合と控えが多かったものの、プレーオフ含み18試合全てに出場した。
パススキル、判断力に長けたSHでプレースキックも正確だ。日本代表として2023年はテストマッチ3試合を含む5試合と、自身初となるワールドカップ4試合すべてに出場した。
2023-24シーズンはリーグワンで19試合に出場した後、2024年秋からはフランスのスタッド・トゥルーザン(トゥールーズ)へ移籍。2024年夏はマオリ・オールブラックス戦2試合とテストマッチ2試合、秋はヨーロッパで行われたテストマッチ3試合に出場し、すっかりチームの中軸となった。
トゥールーズでは、ケガのフランス代表SHアントワーヌ・デュポンの穴を埋める形で徐々にプレー時間を増やし、第23節では「TOP14」の週間ベストプレイヤーに選出されるなど、公式戦20試合以上に出場して存在感を見せ、契約を1年延長した。
欧州で力をつけさらに進化している齋藤。今後もジャパンのアタックをリードしていく。
◆早稲田大学時代、大学選手権に優勝したが、直後にサンウルブズの別府合宿に行く飛行機の中で、ノートを書いてマインドセットを変えた。練習の虫で、暇さえあればラグビーのことを考えて練習している。甘いものが好きで梅が苦手。フランスでは、まずチームメイトのニックネームを覚えた。
TEXT by 斉藤健仁
© JRFU
QUESTION
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Q.今ハマっている趣味や特技は?
サウナ
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Q.おふくろの味は?
魚料理
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Q.代表の中で、あなたが推したい注目の選手は?その理由も教えて下さい。
ディラン
速い強いかっこいい優しい -
Q.あなたにとって、日本代表とは?
誇り
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Q.自分のプレーの1番の強み、見てほしい所は?
テンポ
あらゆる局面に顔を出す事 -
Q.2年後の27年W杯への誓い
TOP4
個人としては、ワールドクラスのプレーヤーとして大会を迎えて強豪国を倒す -
Q.もしラグビーをしていなかったら、どんなスポーツしていた?
サッカー
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Q.ベンチプレス、スクワットは何キロですか?体脂肪率も教えて下さい。
どっちも別のメニューやってます
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Q.周りの人にスゴい&意外と言われる、趣味や特技を教えて下さい。
ストレッチ
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Q.リフレッシュ方法は?
サウナ、実家で家族と過ごす
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Q.座右の銘
努力に勝る才能なし
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Q.練習や試合後に食べたくなるもの
調布にある焼き肉屋さん
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Q.毎日のように自宅でしているトレーニング
ストレッチ
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Q.ラグビー以外に経験したスポーツ
サッカー、水泳
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Q.洋服のサイズ
L
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Q.洋服は既製品?オーダー?どちらですか?
既製品
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Q.よく連絡を取りあう選手は?
堀越康介選手
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Q.英語は話せますか?
少ししか話せない
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Q.モテキはいつでしたか?
なし
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Q.日本代表戦に向けてファンへ一言
いつも応援ありがとうございます。
桜のジャージを着てプレーできること、大変光栄に思います。
期待に応えられるよう常に全力で頑張ります。