堀越康介

日本代表選手紹介

堀越康介

Kosuke HORIKOSHI

生年月日

1995年6月2日
出身

群馬県
所属

東京サントリーサンゴリアス
ポジション

HO（フッカー）
身長/体重

175cm／100kg
主な経歴

桐蔭学園高校→帝京大学
日本代表キャップ

7
※2023年8月28日時点
ツイッター / インスタグラム

@rug_likehori / @kosuke.horikoshi

2023年ワールドカップ初出場を目指す、コンタクトの強さに定評のあるHO

小学校3年時に母の勧めで、高崎ラグビースクールでラグビーを始める。中学時代はラグビーをやりつつ、柔道部にも所属。90kg超級で群馬県2位に輝いた。高校は「強いチームでやりたい」と親元を離れて神奈川・桐蔭学園に進学した。3年時は惜しくも東海大仰星高校に敗れたが、花園で準優勝を経験した。

帝京大学に進学後も強さを見せ続け、2年時から試合出場時間を増やし、3年時からレギュラーに定着する。大学2年では、U20日本代表に選出されてキャプテンを努めた。また、2017年5月の香港代表戦で代表初キャップを獲得。2019年ワールドカップでは直前合宿まで帯同したが、最終スコッドには入れず悔しい思いをした。

サントリーでは入団当初、HOではなく、左PR（プロップ）として試合に出場。新人王争いをする活躍を見せた。現在は再びHOとしてプレーする。2020年、社員選手からプロ選手となりラグビーに専念している。

2021年シーズン、6月の日本代表メンバーに再び選出された。2試合ともベンチ入りしたものの、出場はアイルランド代表戦の途中出場1試合にとどまった。秋のテストマッチでは、ポルトガル戦で先発出場した。

2022年夏、日本代表のNDS（ナショナル・デベロップメント・スコッド）では、リーダーの1人にも任命され、ウルグアイ代表との第1戦に先発出場。秋も控えからながら2試合のテストマッチに出場した。今季サンゴリアスでは高校の後輩でもあるSH（スクラムハーフ）齋藤直人と共同主将に就任した。

リーグワンではシーズン後半から2番としての出場も増え、8試合の先発を含む11試合に出場し、リーダーとしても成長を見せた。世界的に見れば大きくないが身体は強く、ボールキャリアとして優れており、コンタクトが強い選手だ。スクラムワークも年々上達している。ポジション争いは熾烈でこの夏はテストマッチの出場はならなかったが、初のワールドカップスコッド入りを果たした。セットプレーと激しいプレーでチームに貢献し、ワールドカップ本番でプレーしたい。

◆好きな言葉は「意志あるところに道は開ける」。自慢の筋肉は胸筋で、柔道では黒帯を持っているという。子どもの頃は大工さんに憧れていた。アニメ映画「風立ちぬ」の主人公のモデルとなった零戦の設計者・堀越二郎は遠縁にあたるという。好きな食べ物はエビ、嫌いな食べ物は漬け物。愛称は「ホリ」。

TEXT by 斉藤健仁
© JRFU