※2022年　森川由起乙

日本代表選手紹介

森川由起乙

Yukio MORIKAWA

生年月日

1993年2月6日
出身

兵庫県
所属

東京サントリーサンゴリアス
ポジション

PR（プロップ）
身長/体重

180cm／113kg
主な経歴

京都成章高校→帝京大学
日本代表キャップ

0
※2022年6月1日時点
インスタグラム

@yukio_morikawa26

毎年成長の跡を見せ、代表に選出された左PR

小学校時代は野球をやっていたが、父や担任の先生の勧めで中学に入ってラグビーを始める。そこから一気に体格も大きくなり、高校に入る頃には体重が100kgを超えていたという。関西の強豪・京都成章高校に進学し、高校1年時は3番、2年時は4番をつけて花園に出場し、いずれもベスト4まで進出。U17日本代表にも選出された。3年時に大ケガをしたが、キャプテンに任命され、陰ながらチームを支えるという経験をするとともに、懸命にリハビリに取り組んだ。

帝京大学に入学して選手として復帰したが、再び同じ場所をケガしてしまった。しかし、そこからプレースタイルなどを見つめ直し、副将も任されて、現在、チームメイトであるSH（スクラムハーフ）流大主将（東京サントリーサンゴリアス）とともに帝京大学の大学選手権6連覇にも貢献。その後、サントリーに入り、年々成長中だ。

サントリーでは、なかなかレギュラーとしてプレーできなかったが、努力の甲斐あって、2019-20シーズンから1番に定着。2021年シーズンは体脂肪を減らし、スクラム強化に取り組み、準優勝に貢献した。2021年はキャップ獲得の機会はなかったが、悲願だった日本代表にも選出された。

リーグワンでは先発は少なかったが、13試合に出場。PR（プロップ）だが、スピードのあるボールキャリーだけでなく、年々、スクラムも安定し、セットプレーにも貢献している。今夏こそ、まず代表初キャップを得たい。

◆5人兄弟の真ん中で、すぐ上の兄は青森山田高校で甲子園出場経験がある。上2人は野球、自分と2人の弟はラグビーをやっていため、1ヶ月のお米の消費量が110kgだった月もあるとか。森川は母方の姓で、今季から弟のHO（フッカー）呉季依典が東京サンゴリアスに加入し、一緒にスクラムを組む機会もあった。コロナ禍の自粛期間中は妻と家でヨガをやっていた。

TEXT by 斉藤健仁
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