トレイ・ターナー
7
トレイ・ターナー
Trea Turner
-
所属
フィラデルフィア・フィリーズ
-
ポジション
内野手
-
生年月日
1993年6月30日
-
身長/体重
188cm/84kg
-
投打
右投右打
-
出身
フロリダ州
-
プロ入り
2014年ドラフト1巡目
-
年俸
2727万ドル(約41億円)
-
主なタイトル・表彰
首位打者:1回(2021年)
盗塁王:2回(2018・21年)
シルバースラッガー賞:1回(2022年) -
2023年成績
- 打率
- .266
- 本塁打
- 26
- 打点
- 76
- 盗塁
- 30
MLB屈指の走力を誇る安打製造機
守備は遊撃手を本職とするも、二塁手のほか、中堅手もこなせるマルチロール。2021年はワシントン・ナショナルズ、そしてシーズン途中から加入したロサンゼルス・ドジャースの2チームで、その非凡な能力を遺憾無く発揮。打率.328でナショナル・リーグ首位打者のタイトルを獲得。さらに32盗塁で自身2度目の盗塁王を獲得するとともに、195安打でリーグ最多安打も記録した。
若くして将来を嘱望される選手だったターナーは、大学進学前の2011年ドラフトでピッツバーグ・パイレーツから20巡目に指名されるも、この際はノースカロライナ州立大学へ進学。その後、大学でのキャリアを経て、2014年のドラフト1巡目でサンディエゴ・パドレスに指名されプロ入りすると、その年末に三角トレードでのナショナルズ入りが決定。
2015年8月にMLBデビューを果たすと、出場機会を増やした翌2016シーズンは73試合の出場ながら、打率.342、33盗塁、.937 OPSと才能を開花させ、新人王投票で2位に入った(1位はその後、2021年にチームメイトとなるコリー・シーガー)。
以降、中心選手としてプレーしたナショナルズでは、2019年にチーム史上初のワールドシリーズ制覇に貢献。その間、2018年には初めて盗塁王のタイトルを獲得している。短縮シーズンとなった2020年も高い水準のパフォーマンスを発揮し、.982 OPSを記録。
前述の通り2チームでプレーした2021年もレギュラーシーズンは計148試合に出場し、.911 OPSと二季連続で高OPSをマークしており、シーガーが抜け、正遊撃手としてプレーした2022シーズンは、チームの顔として打率.298、21本塁打、100打点、.809 OPS、27盗塁と堂々たる成績を残し、自身初のシルバースラッガー賞を受賞した。
2022年のシーズンオフには、ドジャースから提示されたクオリファイングオファーを拒否し、フィリーズと11年総額3億ドル(当時約405億円)の大型契約を結んだ。
アメリカ代表の中心選手としてプレーした2023年の『WBC』では、6試合に出場。打率.391、5本塁打、11打点、1.483 OPSと大暴れし、オール『WBC』チームの遊撃手部門に満票で選出された。しかし、その後のレギュラーシーズンは開幕から夏場にかけて、まさかのスランプに陥る。
それでも、8月4日に本拠地でファンから激励のスタンディングオベーションを受けると、調子を取り戻し、最終的には打率.266、26本塁打、76打点、30盗塁まで成績を戻した。なお、30盗塁に対し、盗塁死はゼロと、シーズンを通した盗塁の成功率は100%であり、この30盗塁は、盗塁死なしでのシーズン記録として、MLB史上最多となった。
※データは2024年2月29日時点
※1ドル=150円で換算