マーカス・ストロマン
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マーカス・ストロマン
Marcus Stroman
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所属
ニューヨーク・ヤンキース
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ポジション
投手
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生年月日
1991年5月1日
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身長/体重
170cm/82kg
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投打
右投右打
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出身
ニューヨーク州
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プロ入り
2012年ドラフト1巡目
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年俸
1800万ドル(約27億円)
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主なタイトル・表彰
ゴールドグラブ賞:1回(2017年)
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2023年成績
- 投球回
- 136.2
- 勝敗
- 10勝9敗
- 奪三振
- 119
- 防御率
- 3.95
2017年WBCのMVPに輝いた小さなファイター
平均92マイル(148キロ)のツーシームを軸に、フォーシーム、カットボール、チェンジアップ、スライダー、カーブを交え、いわゆる『打たせて取る』タイプの先発投手。
身長170cmと、MLBの投手としてはかなり小柄な部類に入るが強いハートの持ち主であり、HDMH(Hight Doesn't Measure Heart = 身長で心の強さは計れない)と言うブランドを立ち上げ、ニューエラとコラボをしたことも。
ニューヨーク州出身で、高校卒業後の2009年にドラフト18巡目でナショナルズに指名されるも、この時はデューク大学へ進学し、大学野球の道に進む。その後、2012年のドラフト1巡目でブルージェイズに指名されプロ入り。
2季に渡りマイナーリーグでプレーした後、2014年5月のパイレーツ戦でMLBデビューを果たす。MLBデビューイヤーは2桁勝利を挙げ、いきなり存在感を見せるも、翌2015年は、春先に前十字靭帯断裂の大ケガを負い、レギュラーシーズンは4試合の登板に留まる。
本格的なブレークを遂げたのは2017年で、この年はシーズン開幕前の第4回『WBC』にアメリカ代表として出場すると、決勝のプエルトリコ戦で先発し、6回1安打無失点の完璧な投球を見せる。
結局、大会を通じて3試合に先発し、防御率2.35をマークしてアメリカの大会初優勝に大きく貢献し、大会MVPに選出された。その後、MLBレギュラーシーズンでも、先発ローテーションの一角として安定したパフォーマンスを披露し、13勝9敗、防御率3.09の好成績を残す。
2019年にはブルージェイズの開幕投手を務めると、同年7月にトレードでメッツに移籍。その後、2021年12月にカブスと3年総額7100万ドル(当時約80億円)で契約し、活躍の場をシカゴに移した。球団史上初となる背番号『0』を背負ってプレーしたカブスでの移籍初年度は、4月こそ月間防御率6.98と不振に陥るも、その後は持ち直し、最終的にはチームトップの投球回数をマークし、防御率を3.50とした。
2023年開催の『WBC』には、母親の出身であるプエルトリコ代表のメンバーとして出場し、2試合に先発してチーム最多の9イニングを投げた。同年のレギュラーシーズンでは、開幕投手を務めると、その試合でMLB史上初めてピッチクロック違反を犯した投手となった。
最終的に、この年は25試合に先発し、10勝9敗、防御率3.95とすると、オフに契約延長オプションを破棄してFAに。そして2024年1月にヤンキースと2年総額3700万ドル(約55億円)で契約した。
※データは2024年2月29日時点
※1ドル=150円で換算