ネスター・コルテス
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ネスター・コルテス
Nestor Cortes
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所属
ニューヨーク・ヤンキース
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ポジション
投手
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生年月日
1994年12月10日
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身長/体重
180cm/93kg
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投打
左投右打
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出身
キューバ
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プロ入り
2013年ドラフト36巡目
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年俸
395万ドル(約6億円)
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2023年成績
- 投球回
- 63.1
- 勝敗
- 5勝2敗
- 奪三振
- 67
- 防御率
- 4.97
復活を目指す口髭と幻惑投法がトレードマークの先発右腕
口髭とトリッキーな動き満載の幻惑投法がトレードマークの先発右腕。その個性的な容貌と動きから、ニューヨークのファンからは、『ナスティ・ネストル』の愛称で親しまれており、大谷翔平と対戦した際は、あまりにカクカクした投球動作を披露したことで、大きな話題となった。
また、2022年に盛大な二段モーションからラファエル・デバースを三振に打ち取った際は、「やり過ぎて転びそうになった」と反省したことも。フォーシームは平均92マイル(148キロ)と、球速は平凡ながら、効果的なカットボールと曲がりの大きいスライダーを武器に打者を手玉に取る。
ダンディーな容姿から老けて見えるものの、現在29歳と正に脂の乗った年齢に差し掛かっているが、本格的なブレークは2022年と、遅咲きの部類に入る。プロ入りは2013年で、ヤンキースがMLBドラフト36巡目で指名。
その後、マイナーでの下積みが続き、結局、2017年にルール5ドラフトで指名されたオリオールズから翌2018年にMLBデビューを果たす。しかし、同年4月10日に事実上の戦力外通告に近いDFAとなると、ヤンキースに復帰し、またもマイナー生活を送ることになる。
2019年、主に中継ぎとしてMLB33試合に登板するも、シーズン終了後に再びDFAとなる。短縮シーズンとなった2020年は、マリナーズに新天地を求めるも、5試合の登板にとどまり、シーズン終了後は自由契約となった。
2020年12月にヤンキースとマイナー契約を結ぶと、2021年5月30日にMLB昇格を果たす。結局、この年は22試合(先発14試合)に登板し、防御率2.90の成績を残すと、翌2022年はシーズン開幕から先発ローテーションに定着。夏には初のオールスターゲーム選出を果たす。最終的に28試合に先発登板し、キャリアハイとなる158回1/3を投げ、12勝4敗、防御率2.44の好成績を残した。
しかし、さらなる躍進を期して臨んだ2023年は、開幕から2ヶ月間は先発ローテーションの座を守るも、6月以降、ケガによる長期離脱を強いられ、一度は8月初旬に復帰するも、先発1試合で再び負傷者リスト入りし、そのままシーズン終了を迎える不本意な1年となった。2024年のスプリングトレーニングでは、順調な回復が伝えられており、『ナスティ・ネストル』の復活は間近という見方をされている。
※データは2024年2月29日時点
※1ドル=150円で換算