ザック・ウィーラー

45
ザック・ウィーラー
Zack Wheeler
-
所属
フィラデルフィア・フィリーズ
-
ポジション
投手
-
生年月日
1990年5月30日
-
身長/体重
193cm/84kg
-
投打
右投左打
-
出身
ジョージア州
-
年俸
4200万ドル(約63億円)
-
主なタイトル・表彰
最多奪三振(2021年)
ゴールドグラブ賞(2023年) -
2024年成績
- 投球回
- 200.0
- 勝敗
- 16勝7敗
- 奪三振
- 224
- 防御率
- 2.57
キャリアの円熟期を迎えたMLB屈指の右腕
3年連続ポストシーズン進出中のフィリーズでアーロン・ノラと2枚看板を形成。マックス100マイル(160.9キロ)越えのフォーシームを軸に、ほぼ同速のシンカー、そして切れのあるスライダーとカーブを駆使し、三振の山を築く。
出身はジョージア州で、2009年のMLBドラフト1巡目、全体6位でジャイアンツに指名され、プロ入り。2011年7月にトレードでメッツへ移籍すると、2013年6月のブレーブス戦でMLBデビューを果たす。
その後、すぐに先発ローテーションに定着するも、2015年はトミー・ジョン手術により全休を余儀なくされる。2017年にMLB復帰を果たした後、2019年シーズン終了後の12月にフィリーズと5年総額1億1800万ドルで契約。
短縮シーズンとなった2020年は、防御率2.92と、キャリア初の2点台をマークすると、初のオールスターゲーム選出を果たした2021年シーズンは、リーグ最多の213.1回を投げ、14勝10敗、防御率2.78、247奪三振をマーク。
ナ・リーグ奪三振王のタイトルを獲得するとともに、サイ・ヤング賞投票で2位に入った。また、この年はゴールドグラブ賞でも最終候補に名を連ねるが、こちらも受賞を逃している。
2022年はシーズン中に負傷離脱したこともあり、26試合の先発で投球回数は153回と、規定投球回の達成はならなかったものの、12勝7敗、防御率2.82の好成績でチームのポストシーズン進出に貢献。
プレーオフでも6試合に先発し、35.2回を投げて防御率2.78と安定したパフォーマンスを披露し、チームのワールドシリーズ進出に大きな役割を果たした。
シーズンフル稼働した2023年は32試合に先発し、192イニング(ナ・リーグ7位)を投げ、13勝6敗、防御率3.61(同9位)、212奪三振(同4位)、WHIP 1.08(同3位)、被打率.229(同7位)と、高い水準をキープ。シーズン終了後は、キャリア初のゴールドグラブ賞を獲得した。
続く、2024年は端的に言ってキャリア最高のシーズンを送りチームの地区優勝に貢献。レギュラーシーズンは32試合に先発し、200イニング(ナ・リーグ2位)を投げ、16勝(同2位)7敗、防御率2.57(同2位)、224奪三振(同3位)、WHIP 0.96(同1位)、被打率.192(同1位)、26クオリティ・スタート(同1位)と圧巻の成績を残す。
勝利数、防御率、WHIP、被打率、そしてクオリティ・スタート数はキャリアハイであり、シーズン後のサイ・ヤング賞投票では投手三冠だったクリス・セールに次ぐ2位に入る。
2025年を迎えるにあたり『MLB.com』の発表した、現役ポジション別トップ10プレーヤーの先発投手部門では、両リーグのサイ・ヤング賞投手を押さえ、堂々の1位に選出されている。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算