松井裕樹

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松井 裕樹
Yuki Matsui
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所属
サンディエゴ・パドレス
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ポジション
投手
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生年月日
1995年10月30日
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身長/体重
174cm/75kg
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投打
左投左打
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出身
神奈川県
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年俸
550万ドル(約8.3億円)
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2024年成績
- 投球回
- 62.2
- 勝敗
- 4勝2敗0セーブ9ホールド
- 奪三振
- 69
- 防御率
- 3.73
2シーズン目を迎える日本球界屈指のクローザー
クローザーを専門職とする日本人左腕のMLB挑戦は、ほぼ初めてと言って良いレアケースだった。
回転数の多いフォーシームと落差の大きいスプリットを軸に、スライダー、チェンジアップ、カーブなどを駆使して打者を打ち取るタイプのリリーバー。
東北楽天ゴールデンイーグルスに所属したNPB時代は、通算10シーズンで防御率2.40、236セーブをマークし、最多セーブ投手のタイトルを3度獲得している。
2023年シーズン終了後、海外フリーエージェント権を行使し、同年12月23日にパドレスと、5年2800万ドルで契約に合意。侍ジャパンの大先輩であるダルビッシュ有のチームメイトとなった。
身長174cmと、MLBの投手としてはかなり小柄な部類に入り、『MLB.com』によると、メジャーの現役投手では、クレイトン・アンドリュース、そしてマーカス・ストロマンに次いで3番目に身長の低い投手となる。
なお、同サイトによると、2015年以降、MLBで身長174cm以下の投手は5人のみで、2010年以降では8人、2000年以降では14人のみしかおらず、そのほとんどが左腕だったとのこと。
しかし、その体格に似合わぬ球威の持ち主であり、同サイトは松井が2023年のWBCで投じたフォーシームの回転数が、2023年のMLB平均より、約200rpm多いことに着目。
また、決め球のスプリットについては、「メジャーの打者は左腕のスプリットに慣れていない」(MLBの2023年シーズンのスプリットは96%が右投手)ため、「マツイのスプリットは、MLBの打者に対する最大のアドバンテージとなるだろう」と予想した。
迎えた2024年のデビューシーズンは、守護神ロバート・スアレスへ繋ぐセットアッパー的役割を果たし、チームではそのスアレスに次いで2位の64試合に登板。
投球回も救援投手では、チーム3位となる62.2回を投げて、防御率3.73、4勝2敗、被打率.204、WHIP 1.16と、及第点といえる成績を残した。ただし、与四球率は3.88とかなり高く、2年目の飛躍へ向け課題も残した。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算