今永 昇太

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今永 昇太
Shota Imanaga
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所属
シカゴ・カブス
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ポジション
投手
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生年月日
1993年9月1日
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身長/体重
178cm/79kg
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投打
左投左打
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出身
福岡県
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年俸
1325万ドル(約19.9億円)
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2024年成績
- 投球回
- 173.1
- 勝敗
- 15勝3敗
- 奪三振
- 174
- 防御率
- 2.91
ルーキでシカゴのファンを魅了した左腕のエース
日本を代表する左腕だったが、MBLデビューイヤーでいきなりカブスのエース的存在となった。
豪速球の持ち主ではないが、制球力と緩急で勝負するタイプの先発で、伸びのある平均92マイル(148キロ)のフォーシームを軸に、チェンジアップ、スライダー、そして時折カーブを織り交ぜ、打者を翻弄する。
駒澤大学を経て、2015年のドラフトで1位指名されて入団した横浜DeNAベイスターズでは、通算8シーズンで、64勝50敗、防御率3.18をマーク。
最終年となった2023年には、最多奪三振のタイトルを獲得し、これを手土産に2024年からはメジャーの舞台へ打って出ることに。
現地でも注目のフリーエージェント選手の1人として多くの視線を集め、複数の球団が獲得に興味を示すなか、カブスと4年5300万ドルで契約に合意。NPB時代に対戦した鈴木誠也のチームメイトとなった。
なお、2023年のWBCには侍ジャパン左のエースとして、3試合に登板。特に、決勝のアメリカ戦の先発では、2回1失点で勝利投手となるなど、MLB屈指の強打者たちとは実戦で対戦済み。
現地メディアも、この時に左腕が見せたパフォーマンスに注目しており、『MLB.com』は各球団で最もエグい球種として、カブスからは今永のフォーシームを選出。
「イマナガはこれからMLBデビューを果たすことになるが、WBCが我々に左腕の武器のプレビューを提供してくれたので、我々は、彼が素晴らしい伸びのある速球を持っていることを知っている」と評した。
満を持して迎えた2024年のMLBデビューイヤーは、センセーショナルな1年に。伸びのあるフォーシームとキレのあるスプリットでメジャーの打者を翻弄。
最終的にレギュラーシーズンは29試合に先発し、173.1回を投げ、防御率2.91(ナショナルリーグ3位)、15勝(同3位)3敗、174奪三振、被打率.225(同7位)、WHIP 1.02(リーグ3位)、与四球率1.45(同2位)、K/BB 6.21(同1位)。
さらにクオリティ・スタートは19(同4位)と、見事な成績を残してナショナルリーグ新人王投票4位、同サイ・ヤング賞投票5位、さらにはオールMLBセカンドチームに選出された。
また、本拠地リグレーフィールドでの継投ノーヒットノーランを始め、『マイク・イマナガ2世』(今永が名乗った別名)、オールMLBアウォードショーでのカブス応援歌熱唱と、フィールドの内外で存在感を存分に発揮し、シカゴのファンを虜にした。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算