大谷翔平

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大谷 翔平
Shohei Ohtani
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所属
ロサンゼルス・ドジャース
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ポジション
投手兼DH
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生年月日
1994年7月5日
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身長/体重
193cm/95kg
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投打
右投左打
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出身
岩手県
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年俸
2822万ドル(約42.3億円)
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主なタイトル・表彰
本塁打王:2回(2023年・24年)
打点王(2024年)
シーズンMVP:3回(2021・23年)
新人王(2018年)
シルバースラッガー賞:3回(2021・23・24年)
エドガー・マルティネス賞:4回(2021~24年)
ハンク・アーロン賞(2023・24年) -
2024年成績
- 打率
- .310
- 本塁打
- 54
- 打点
- 130
- 盗塁
- 59
野球の常識をアップデートし続ける唯一無二の二刀流スター
初めて二刀流としてフルシーズン本格稼働した2021年は、個人によるMLB史上最高のシーズンと評される圧巻のパフォーマンスで全米のベースボールファンを虜にした。
さらに2022年は、MLB史上初となる投打での規定回達成を成し遂げると、続く2023年は、これまたMLB史上初の快挙となる複数回の満票MVP獲得を実現。
そして、打者に専念した2024年は、またしてもMLB史上初となる50-50(50本塁打、50盗塁)を達成し、またも満票で、これもまたMLB史上初となる、専任指名打者によるMVP獲得を果たした。
振り返ると、2018年のMLBデビューから規格外のプレーを見せている。100マイル(160.9キロ)越えの速球と、圧倒的飛距離の打撃による超人的活躍で、打者として打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁という成績を残す。
その一方で、投手としては10試合に登板し、4勝2敗、防御率3.31とし、MLB史上初となる同一シーズンでの「10登板、20本塁打、10盗塁」を達成し、アメリカンリーグ新人王に輝く。
その後、同年10月にトミー・ジョン手術を受けたため、2019年は投手としてリハビリ調整しながら、打者に専念。シーズン18本塁打で、2年連続2桁本塁打をマークするも、9月に左膝を手術し、シーズンを半ばで終了。
短縮シーズンとなった2020年は、開幕から二刀流でプレーするも、投手としては2試合に先発し、計1.2回を投げて7失点とした後、右回内屈筋群損傷と診断され打者に専念。打者としての成績も低迷したままシーズンを終えた。
しかし、気力ともに充実して臨んだ2021年は、当時チームを率いた名将ジョー・マドン監督が、大谷の起用法について「これまでのルールに縛られない」と述べた通り、二刀流でフル稼働。
シーズン序盤から投打でハイパフォーマンスを持続させると、初選出となったオールスターゲームでは、MLB自体が大谷のため、『従来のルールに縛られなかった』ことで、投打二刀流での球宴先発出場という史上初の快挙を成し遂げた。
最終的に、2021年は投手として23試合に先発し、130.1回を投げ、9勝2敗、防御率3.18、156奪三振と堂々たる成績を残した。
さらに打者としては155試合に出場し、打率.257/出塁率.372/長打率.592、47本塁打(MLB3位)、8三塁打(MLB1位タイ)、100打点(ア・リーグ13位)、103得点(同8位)をマーク。
この他、26盗塁も記録し、史上初となる1シーズン45本塁打以上、25盗塁以上、100打点以上、8三塁打を達成する歴史的なシーズンを送った。
そして、自らハードルを上げて臨んだ2022年は、投手としてさらなる飛躍を見せ、28試合に先発し、166回を投げ、15勝(ア・リーグ4位タイ)9敗、防御率2.33(同4位)、219奪三振(同3位)、奪三振率11.87(同1位)、WHIP 1.01(同5位)と圧巻の成績を残し、サイ・ヤング賞投票で4位に入った。
また打者としても、ともにキャリアハイとなる160安打、30二塁打を記録し、さらに打率.273/出塁率.354/長打率.519、OPS.875(同5位)、34本塁打(同4位)、95打点(同7位)をマークしてシーズン後のMVP投票で、ア・リーグ本塁打記録を塗り替えたアーロン・ジャッジに次ぐ2位に入った。
迎えた2023年は、侍ジャパン投打の柱として臨んだWBCを制覇する最高のスタートを切る。しかも、決勝の最終回で当時エンジェルスのチームメイトだったマイク・トラウトを三振で打ち取って優勝を決めるという、劇的なエンディンに。
勢いそのままにスタートしたレギュラーシーズンも圧倒的な二刀流パフォーマンスを披露。最終的に右肘の負傷により、9月初旬でのシーズン終了を強いられるも、投手として10勝5敗、防御率3.14、167奪三振。
打者としては、打率.304、OPS 1.066、44本塁打、95打点をマークし、日本人として初めて本塁打王に輝くとともに、2度目の満票MVPを獲得した。
そんな歴史的なキャリアを引っさげて、フリーエージェントとなったその年のオフシーズンには、当時スポーツ史上最高額となる10年7億ドルでドジャースと契約。
右肘に受けた手術の影響から、常勝軍団の主砲として打者に専念した2024年は、打率.310(ナ・リーグ2位)、54本塁打(同1位)、130打点(同1位)、59盗塁(同2位)、OPS 1.036(同1位)、411塁打(同1位)をマークし、史上初の50-50を達成。
惜しくも三冠王は逃すも、自身初の打撃二冠でチームの地区優勝に貢献すると、初めて臨んだポストシーズンでは途中、左肩を亜脱臼するアクシデントに見舞われながら献身的なプレーでチームを支え、ワールドシリーズ制覇を果たした。
2年連続3度目の満票MVP獲得を経て臨む2025年シーズンは、再び二刀流を解禁する。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算