鈴木誠也

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鈴木 誠也
Seiya Suzuki
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所属
シカゴ・カブス
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ポジション
外野手
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生年月日
1994年8月18日
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身長/体重
180cm/83kg
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投打
右投右打
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出身
東京都
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年俸
1900万ドル(約28.5億円)
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2024年成績
- 打率
- .283
- 本塁打
- 21
- 打点
- 73
- 盗塁
- 16
今季は指名打者専任、頼れるカブスの主軸
東京五輪2020で金メダルを獲得した侍ジャパンの主砲。2019年の第2回WBSCプレミア12でも日本代表の主砲として、3試合連続本塁打を放って、日本の大会制覇に貢献にし、MVPを獲得。
日本球界では2012年のドラフトで広島東洋カープに指名され、プロ入り。2013年に1軍デビューを果たすと、その後も一貫して広島でプレーし、首位打者のタイトルを2回獲得するなど、日本最高の打者の1人として球界に君臨。
そして、2021年シーズン終了後に満を辞して渡米すると、2022年3月18日に当時メジャー移籍時の契約としては、日本人野手史上最高額となる、5年8500万ドルの大型契約でカブスに入団した。
入団会見で背番号を27にした理由について問われた鈴木は、それまで通訳を介して話していた日本語から一転、英語で「マイク・トラウト、アイ・ラブ・ユー」と述べた。
これについて、『MLB.com』では、「27歳のスズキは確かにマルチツール(攻守が揃っている)であり、カブスと5年8500万ドルで契約する前にプレーしたヒロシマ・トウヨウ・カープでトラウト的な才能を見せてきた」とした。
また、「昨季ヒロシマで132試合に出場し、打撃成績を打率.317/出塁率.433/長打率.639とし、38本塁打、88打点で四球もそれと同じくらいあった」と紹介。さらに、2019年シーズンにはキャリアベストの25盗塁を記録」と、走力も揃っていることを印象付けた。
2022年シーズン開幕後は春先に躍動。4月は打率.279/出塁率.404/長打率.529、OPS.934、4本塁打、14打点、14四球をマークし、ナショナルリーグのルーキー・オブ・ザ・マンス(月間最優秀新人)に選出されるとともに、シーズン序盤は新人王のパワーランキングで上位に定着する。
その後、調子を落とす時期があり、6月は丸々負傷者リスト入りするなど、新人王レースから脱落するも、7月4日の復帰戦ではランニングホームランを記録するなど、印象的なパフォーマンスを見せるとともに、一貫して上位打線に定着。最終的には打率.262、14本塁打でデビューイヤーを終えた。
続く2023年は、スプリングトレーニングでの負傷により、WBCの出場を断念。レギュラーシーズンも開幕には間に合わず、出場は4月中旬からとなるも、MLBで日本人右打者として初めてシーズン20本塁打を達成したほか、いずれもチーム2位の打率.285、OPS.842をマークするなど、より高いレベルでメジャーに順応したことを結果で示した。
メジャー3年目の2024年はスプリングトレーニングで躍動し、打率.469、OPS 1.593と、超人的な数字をマーク。開幕後もその好調を持続させるも、4月15日に負傷者リスト入りする無念の展開に。
それでも、5月中旬にメジャー復帰を果たすと、一時的に不調に陥るも、7月に入る頃に調子を取り戻し、最終的に打率.283/出塁率.366/長打率.482、OPS.848、21本塁打、73打点をマーク。
本塁打とOPSは自身のMLBキャリアハイであり、OPSはチームトップ、そしてナショナルリーグでも8位の数字だった。
なお、『MLB.com』による2025年度版の現役ポジション別トップ10プレーヤーの右翼手部門では5位に選出されているが、2025年シーズンは同2位のカイル・タッカーがトレードでカブスに移籍したことから、鈴木は専任の指名打者としてプレーする見通しとなっている。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算