マックス・シャーザー
31
マックス・シャーザー
Max Scherzer
-
所属
テキサス・レンジャーズ
-
ポジション
投手
-
生年月日
1984年7月27日
-
身長/体重
191cm/98kg
-
投打
右投右打
-
出身
ミズーリ州
-
プロ入り
2006年ドラフト1巡目
-
年俸
4333万ドル(約65億円)
-
主なタイトル・表彰
最多勝利:4回(2013・14・16・18年)
最多奪三振:3回(2016~18年)
サイ・ヤング賞:3回(2013・16・17年) -
2023年成績
- 投球回
- 152.2
- 勝敗
- 13勝6敗
- 奪三振
- 174
- 防御率
- 3.77
サイヤング賞を3度受賞した偉大なるいぶし銀
現在39歳ながら、依然としてMLB最高の投手の1人であり、ジャスティン・バーランダーとの2枚看板で鳴らした2010年代前半のタイガース在籍時に、初めてサイヤング賞を獲得すると、ナショナルズ移籍初年の2015年には無四球でのノーヒットノーランを2度達成し、翌2016年に2度目のサイヤング賞に輝いたことで、両リーグで同賞を受賞した史上6人目の選手となった。
『マッド・マックス』の愛称で知られ、サイドスローに近い独特なスリークォーターの投球フォームから、平均93マイル(約150キロ)超のフォーシームと切れ味抜群のスライダー、チェンジアップに加えて、カーブやカットボールを操り、これまで前述のサイヤング賞3回に加え、最多奪三振のタイトルを3回、そして最多勝のタイトルを4回獲得している。
2021年途中までプレーしたワシントン・ナショナルズでは、2019年のワールドシリーズ制覇に貢献しており、同年夏にトレードで移籍したドジャースでも、ワールドシリーズ連覇を狙うチームで先発の核として獅子奮迅の活躍を見せた。
同シリーズへの進出はならなかったものの、レギュラーシーズンでは計30試合に先発登板し、15勝4敗、防御率2.46(リーグ2位)、236奪三振(リーグ2位)、0.86 WHIP(リーグ首位)と、堂々たる成績を残した。
2021年12月に、3年総額1億3000万ドル(当時約150億円)の大型契約でニューヨーク・メッツに入団。ジェイコブ・デグロムとの現役最強2枚看板を形成するなか、規定投球回には達しなかったものの、先発23試合で145回1/3を投げ、11勝5敗、防御率2.29、173奪三振、WHIP 0.91をマークし、チームのポストシーズン進出に貢献。
さらに2022年には、デグロームがレンジャーズへと去る中、球団がバーランダーと契約したため、かつてのタイガース時代の2枚看板がニューヨークでそろい踏みすることとなった。
しかし、メッツの優勝争いが確実視されていた2023年は、蓋を開けてみればまさかの下位に低迷する事態となり、夏場のトレードでシャーザーはレンジャーズへと移籍(バーランダーはアストロズへ出戻る形で移籍)。
シーズン前半はやや精彩を欠いていたシャーザーだったが、テキサスでは防御率や被打率を改善させると、負傷者リスト入りして迎えたポストシーズンでは、リーグチャンピオンシップシリーズから復帰してワールドシリーズを含め3試合に先発登板し、自身2度目の世界一に輝いた。
なお、2023年12月に椎間板ヘルニアの手術を受けたため、2024シーズンは6月の復帰予定となっている。
※データは2024年2月29日時点
※1ドル=150円で換算