吉田正尚

7
吉田 正尚
Masataka Yoshida
-
所属
ボストン・レッドソックス
-
ポジション
外野手
-
生年月日
1993年7月15日
-
身長/体重
173cm/85kg
-
投打
右投左打
-
出身
福井県
-
年俸
1860万ドル(約27.9億円)
-
2024年成績
- 打率
- .280
- 本塁打
- 10
- 打点
- 56
- 盗塁
- 2
試練の3シーズン目を迎える日本のヒットメーカー
日本最高レベルのコンタクト能力と選球眼に準エリートレベルのパワーを兼ね備えた安打マシーン。NPBでは首位打者のタイトルを2度獲得しているほか、最高出塁率も2度獲得しており、さらにMLB移籍前の2022年はOPS 1.008と、初の大台越えをマークした。
2015年のドラフト1巡目でオリックスに指名され入団。2016年から2022年まで7年に渡り、プレーした後、2022年12月にポスティングシステムを利用し、レッドソックスへ移籍。日本人野手としては史上最高額となる5年9000万ドル(当時約126億円)で契約した。
この金額の妥当性について、『MLB.com』のレッドソックス担当記者は、「確かに、インフレもその一因ではある」としつつ、「その大部分は、各球団で日本人選手がどれだけ上手くMLBへ順応できるかを正確に分析することへの自信が高まっていることに起因している」と分析。
また、レッドソックスの編成責任者であるチャイム・ブルームは、「とにかく打席での質が高い。コンタクトする技術と高い選球眼の組み合わせは、かなり独特のコンビネーションであり、ボールを捉える能力はメジャーリーグのレベルでも、試合にかなりのインパクトを与えることができると感じた」と太鼓判を押した。
迎えた2023年はMLBデビューイヤーながら、スプリングトレーニングと時期が重なる3月開催のWBCに、日本代表として出場。準決勝のメキシコ戦で値千金の本塁打を放つなど、中心選手の1人として侍ジャパンの世界一に貢献した。
MLB1年目の2023年レギュラーシーズンは、夏場の活躍で、一時はMLB公式の新人王パワーランキングで上位にランクイン。結局、出場140試合で打率.289、15本塁打、72打点の成績を残し、シーズン終了後の新人王投票で6位に入った。
しかし、迎えた2年目は苦難のシーズンに。守備力の低さから専任の指名打者に配置転換されるなか、出場試合は108試合に減少。規定打席にも達せず、成績は打率.280、OPS.764、10本塁打、56打点と専任DHとしてはやや不満の残るものに。2025年は試練のシーズンとなりそうだ。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算