マーカス・セミエン

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マーカス・セミエン
Marcus Semien
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所属
テキサス・レンジャーズ
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ポジション
内野手
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生年月日
1990年9月17日
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身長/体重
183cm/89kg
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投打
右投右打
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出身
カリフォルニア州
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年俸
2600万ドル(約39億円)
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主なタイトル・表彰
シルバースラッガー賞:2回(2021・23年)
ゴールドグラブ賞:1回(2021年) -
2024年成績
- 打率
- .237
- 本塁打
- 23
- 打点
- 74
- 盗塁
- 8
屈指の長打力を誇る完成度の高いセカンドベースマン
かつてはリーグワーストの失策を記録するなど、守備を課題としていたが、ブルージェイズで二塁手としてプレーした2021年は、初となるゴールドグラブ賞を獲得し、名実ともに攻守でメジャートップレベルの選手となった。
高校時代からその名を轟かせたセント・メリーズ高校での活躍が認められ、2008年のMLBドラフト34巡目でシカゴ・ホワイトソックスから指名されるも、この際はカリフォルニア大学バークレー校への進学を選択。
その後、2011年のMLBドラフト6巡目で再びホワイトソックスから指名されプロ入りすると、2013年9月のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビューを果たす。ホワイトソックスでは、主に二塁手と三塁手で出場。
2014年シーズン終了後にトレードでオークランド・アスレチックスに入団。アスレチックスでは正遊撃手としてプレーし、2019年には全162試合に出場して、メジャートップの747打席をマーク。
打撃好調だったこのシーズンは、打率.285、33本塁打、92打点を記録し、シーズンMVP投票で3位に入るとともに、守備率もアメリカンリーグの遊撃手ではトップの.981をマークし、ゴールドグラブ賞の最終候補に残った。 2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなり、2021年は単年契約でブルージェイズに入団。正二塁手として全162試合に出場し、リーグ4位となる45本塁打を放って二塁手としてのMLBシーズン最多本塁打記録を更新した。
同年は前述のゴールドグラブ賞獲得に加え、MLBトップの86長打もマークし、シーズンMVP投票では、満票1位だった大谷翔平、そして本塁打王でチームメイトだったブラディミール・ゲレーロJr.に次ぐ3位に入った。
2021年終了後のオフに7年1億7500万ドルでレンジャーズと契約し、同じく新加入だったコリー・シーガーとメジャー最強レベルの二遊間を形成することに。
新天地での2022年は、シーズン序盤でスランプに陥るも、その後、持ち直して最終的には161試合に出場し、28本塁打、83打点をマークするなど面目躍如を果たす。
そして迎えた2023年はチーム最多の162試合に出場し、打率.276/出塁率.348/長打率.478、185安打(ア・リーグ1位)、40二塁打(同3位)、29本塁打、100打点(同4位タイ)、OPS.826と持ち前の打撃力を遺憾無く発揮。
シーガー、そしてアドリス・ガルシアらとともに、球団史上初となるワールドシリーズ制覇の原動力となった。また、個人としては2度目のシルバースラッガー賞を獲得したほか、ア・リーグMVP投票で3位に入った。
ワールドチャンピオンの一員として迎えた2024年は、変わらぬ頑丈さでチーム最多の159試合に出場するも、23本塁打、74打点ながら、打率.237/出塁率.308/長打率.391、OPS.699と、短縮シーズンだった2020年以来の低水準となった。
それでも『MLB.com』による、2025年度版の現役ポジション別トップ10プレーヤーの二塁手部門で、3位に選出されている。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算