ルイス・ギル

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ルイス・ギル
Luis Gil
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所属
ニューヨーク・ヤンキース
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ポジション
投手
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生年月日
1998年6月3日
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身長/体重
188cm/84kg
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投打
右投右打
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出身
ドミニカ共和国
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年俸
80万ドル(約1.2億円)
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2024年成績
- 投球回
- 151.2
- 勝敗
- 15勝7敗
- 奪三振
- 171
- 防御率
- 3.50
覚醒した本格派右腕。2025年ヤンキースのXファクター
平均96.6マイル(155.4キロ)のフォーシームを軸に、スライダーとチェンジアップを交えた3球種のみで勝負するタイプの先発投手。
特にスライダーのランバリュー(投球得点価値)はエリートレベル。ラストネームの綴りはGilで、ヒルあるいはギルと表記されることもあるが、実際の発音はヒールが最も近い。
ドミニカ共和国出身で、2015年に国際フリーエージェントとしてツインズと契約しプロ入り。3年間ツインズ傘下でプレーした後、2018年3月にジェイク・ケイブとのトレードでヤンキースへ移籍すると、2021年8月のオリオールズ戦に先発登板。MLBデビューを果たす。
結局、この年のレギュラーシーズンは6試合に先発登板し、1勝1敗、防御率3.07という数字を残すと、翌2022年もメジャーでは1試合に先発登板するも、5月に右肘を負傷し、トミー・ジョン手術を受けたことで、長期離脱を余儀なくされる。
その後、2023年9月にマイナーの試合で実戦に復帰すると、2024年シーズンはエースのゲリット・コールの負傷離脱により開幕ロースター入りを果たす。
同年のレギュラーシーズンは、開幕から先発ローテーション5番手としてプレーするなか、5月には先発6試合全勝で月間防御率0.70と、一時的に無双状態に入り、アメリカンリーグ月間最優秀投手に選ばれる。
最終的にキャリア初のフルシーズンは、途中15日間の負傷者リスト入りしたことから、29試合の先発登板で、投球回数151.2回と惜しくも規定投球回数達成は逃すも、15勝7敗、防御率3.50、171奪三振、被打率.189、WHIP 1.19をマークし、新人王を獲得した。
なお、ポストシーズンでは疲労により、2試合の先発登板で防御率6.75と活躍できておらず、レギュラーシーズンではMLB全体で最多となる77四球を与えている。
現地メディアではこの2点を改善させることができれば、2025年シーズンにおけるヤンキースのXファクターになるであろうと予想している。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算