ケビン・ガウズマン

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ケビン・ガウズマン
Kevin Gausman
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所属
トロント・ブルージェイズ
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ポジション
投手
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生年月日
1991年1月6日
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身長/体重
191cm/86kg
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投打
右投左打
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出身
コロラド州
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年俸
2300万ドル(約34.5億円)
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2024年成績
- 投球回
- 181.0
- 勝敗
- 14勝11敗
- 奪三振
- 162
- 防御率
- 3.83
『ガウズマンスプリット』を武器にする本格右腕
90マイル台後半のフォーシームと激しく変化するスプリットを軸に、キレのあるスライダー、さらにはチェンジアップを交え、打者の前に立ちはだかる。
2012年のMLBドラフト1巡目でボルチモア・オリオールズに指名されプロ入りしたのち、2013年にメジャーデビューを飾り、2014年から先発ローテーションに定着。2016年に初めて規定投球回に達し、2017年にはキャリア初の2桁勝利を達成するも、その後はブレーブス、レッズと渡り歩くなか、鳴かず飛ばずのシーズンを送る。
しかし、2019年末にジャイアンツへ移籍すると、短縮シーズンとなった2020年に調子が上向き、2021年シーズンにようやくその才能が開花。
2021年シーズンはナショナルリーグトップの33試合に先発し、192回(リーグ5位)を投げ、防御率2.81(リーグ6位)、14勝6敗、227奪三振(リーグ4位)と、キャリアハイとなる圧巻の数字をマークし、球団にとって9年ぶりとなる地区優勝に大きく貢献した。
2021年に見せた出色のパフォーマンスにより、一躍MLBトップクラスの先発投手となったガウズマンは、同年オフに5年1億1000万ドルでブルージェイズと契約。
2022年は柳賢振がケガで早々に離脱するなか、先発ローテーション3本柱の1人として安定したパフォーマンスを維持し、最終的には31試合に先発。
結果は12勝10敗、防御率3.35、205奪三振(リーグ5位)、奪三振率10.56(リーグ4位)、与四球率1.44(リーグ2位)、奪三振/与四球比率7.32(リーグ1位)と、期待通りの成績でチームのポストシーズン進出に貢献した。
2023年も引き続き、MLBトップクラスの水準を維持し、最終的には12勝9敗、防御率3.16、237奪三振をマークし、チームによる2年連続プレーオフ進出を牽引。個人としては、初めて奪三振王のタイトルを獲得するとともに、シーズン後のサイ・ヤング賞投票で3位に入った。
なお、『MLB.com』は各球団の『最もえげつない投球』として、ブルージェイズからは、2年連続で『ガウズマンスプリット』を選出している。
この伝家の宝刀について、本人は右手中指にマメができると「ビシビシ決まるようになる」と述べており、試合後はケアし、次回登板までに再びマメができるようにしていると、その秘密について明かしている。
2024年もチーム2位の181イニングを投げて先発ローテーションを支え、防御率3.83、14勝11敗、クオリティ・スタート16とまずまずの成績ながら、162奪三振で、奪三振率は8.06と、自身にとって6年ぶりの1桁となった。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算