ジャスティン・バーランダー

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ジャスティン・バーランダー
Justin Verlander
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所属
サンフランシスコ・ジャイアンツ
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ポジション
投手
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生年月日
1983年2月20日
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身長/体重
196cm/102kg
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投打
右投右打
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出身
バージニア州
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年俸
1500万ドル(約22.5億円)
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主なタイトル・表彰
最多勝利:4回(2009・11・19・22年)
最優秀防御率:2回(2011・22年)
最多奪三振:5回(2009・11・12・16・18年)
サイ・ヤング賞:3回(2011・19・22年)
シーズンMVP(2011年)
新人王(2006年)
ア・リーグチャンピオンシップシリーズMVP(2017年)
ベーブ・ルース賞(2017年) -
2024年成績
- 投球回
- 90.1
- 勝敗
- 5勝6敗
- 奪三振
- 74
- 防御率
- 5.48
サイ・ヤング賞3度、MLBを象徴する42歳のベテラン右腕
最大の武器である高回転のフォーシームは、カウントで打者を追い込んだ際に威力を発揮し、イニングが進むにつれてその球威が増すこともしばしば。
鋭いスライダーにも改良を加え、スラッターと呼ばれる(スライダーとカットボールの中間)球種も習得。カーブ、チェンジアップなどの武器庫のブラッシュアップにも余念がない。
2004年のMLBドラフト1巡目(全体2位)でデトロイト・タイガースに指名されプロ入りしたバーランダーは、2005年にメジャーデビューを果たすと、2006年には17勝、124奪三振をマークし、新人王を獲得。
その後、メジャーを代表する右腕へと成長し、自身2度目のノーヒットノーランを達成した2011年には、24勝5敗、防御率2.40、250奪三振で投手三冠(最多勝、最高防御率、最多奪三振)を達成し、初のサイ・ヤング賞を満票で獲得した。
2017年シーズン途中にトレードでアストロズへ入団すると、ポストシーズンでは、6試合(うち先発5試合)に登板し、4勝1敗、防御率2.21をマークして、アストロズ初のワールドシリーズ制覇に貢献。
2019年シーズンは、15シーズン目の36歳にして、リーグトップの34試合に先発し、223イニングを投げると、21勝を挙げて最多勝を獲得。
特に後半戦は、9月1日のブルージェイズ戦で、3度目のノーヒットノーランを達成するなど、11勝0敗、防御率1.79と圧巻のパフォーマンスでチームをポストシーズンに導き、シーズン終了後は自身2度目のサイ・ヤング賞に輝いた。
短縮シーズンとなった2020年シーズンは、3月に負傷するも、開幕が延期となったことで、3年連続してアストロズの開幕投手を務めたが、この試合以降戦列を離れ、9月にはトミー・ジョン手術を受けた。
2021年を全休し、迎えた2022年は、再びエースとしてチームを牽引。先発28試合で、18勝4敗、防御率1.75をマークして、ア・リーグの最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得。
ポストシーズンでは、アストロズで2度目のワールドシリーズ制覇を遂げ、シーズン終了後に3度目のサイ・ヤング賞を獲得すると、フリーエージェントとなったシーズン後、メッツと2年総額8670万ドルで契約した。
2023年はメッツでマックス・シャーザーとの、強力な2枚看板を形成するも、自身は負傷でシーズン開幕でつまずきを見せ、優勝を狙うはずだったチームは予想外にも下位に低迷。結局、夏場のトレードで放出され、アストロズに出戻ることとなった。
2024年はレギュラーシーズン途中に歴代奪三振数でグレッグ・マダックスを抜いて10位となったほか、21世紀にデビューした投手として初めて通算260勝を挙げるなど、マイルストーンに到達。
しかし、途中負傷離脱を余儀なくされたことから、17試合の先発に止まり、防御率5.48、5勝6敗と不本意な成績に終わった。
フリーエージェントとなった2025年は、1月にジャイアンツと1年総額1500万ドルで契約。その長いキャリアのなかで、初めて西海岸に新天地を求めた。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算