フェルナンド・タティス Jr.

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フェルナンド・タティス Jr.
Fernando Tatis Jr.
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所属
サンディエゴ・パドレス
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ポジション
内野手
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生年月日
1999年1月2日
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身長/体重
191cm/98kg
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投打
右投右打
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出身
ドミニカ共和国
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年俸
2071万ドル(約31.1億円)
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主なタイトル・表彰
本塁打王:1回(2021年)
シルバースラッガー賞:2回(2020・21年)
ゴールドグラブ賞:1回(2023年) -
2024年成績
- 打率
- .276
- 本塁打
- 21
- 打点
- 49
- 盗塁
- 11
高い次元で走攻守が揃った5ツールプレーヤー
強打を誇るMLB最高クラスの選手。元々はスター遊撃手ながら、2023年以降は右翼手として、トップクラスのクオリティを見せており、『MLB.com』による2025年版ポジション別現役トップ10プレーヤーの右翼手部門では4位にランクインしている。
ニックネームは『エル・ニーニョ』。2015年に17歳で国際フリーエージェントでホワイトソックスと契約してプロ入りすると、2016年にトレードでパドレスへ移籍。
MLBデビューは2019年ながら、2018年春の時点で全国紙に『生まれながらのメジャーリーガー』と報じられるなど、将来を嘱望される存在として注目を集めていた。
ルーキーイヤーの2019年は、84試合に出場し、打率.317、22本塁打、53打点、61得点をマークし、新人王投票で3位に入ると、短縮スーズンとなった2020年は、2年目のジンクスなどおかまいなしに、打率.277、17本塁打(リーグ2位)、42打点(同4位)、50得点(同2位)で、球団のポストシーズン進出に貢献した。
シーズンオフにパドレスと14年3億4000万ドルで契約延長に合意した2021年シーズンは、42本塁打を放ちナショナルリーグ本塁打王のタイトルを獲得したほか、97打点(リーグ9位)、25盗塁(同3位)と躍動し、MVP投票でナ・リーグ3位に入った。
しかし、2022年はシーズン開幕前にバイク事故で骨折し、シーズン前半を棒に振ると、8月には禁止薬物であるクロステボルの検査で陽性反応を示したことで、80試合の出場停止処分を受けるなど、踏んだり蹴ったりの1年になった。
これにより、開幕22試合目からの出場となった2023年シーズンは、オフに球団が、ザンダー・ボガーツを正遊撃手として獲得したことから、右翼へコンバートされるも、これが吉と出る。
打席では、25本塁打、OPS.771と期待を上回る数字は残せなかったものの、外野の守備ではナ・リーグ外野手2位の12補殺を記録し、シーズン終了後に、初となるゴールドグラブ賞を獲得した。
続く、2024年は夏場に1ヶ月以上に渡り、負傷離脱を強いられたことから104試合の出場に留まるも、OPS.832をマーク。
ワイルドカードで出場したポストシーズンでは、ドジャースとのディビジョンシリーズ第2戦でホームラン2本を打つなど、7試合の出場で4本塁打、7打点、打率.423、OPS 1.500と異次元の千両役者ぶりを発揮した。
ちなみに、父のフェルナンド・シニアも11年間MLBでプレーした元メジャーリーガーであり、カージナルス在籍時に1999年4月23日のドジャース戦で、1イニングに2本の満塁ホームランを放ったことで知られる。
そして、2021年にはタティスJr.もドジャース戦で1試合2本塁打を記録したことから、MLB史上初の同日・同球場で2本塁打を放った親子となった。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算