エリー・デラクルーズ

身長約196cmの大型遊撃手で、走攻守が高い次元で揃ったいわゆるファイブツールプレーヤー。長打力とスプリントスピードはメジャートップクラスで、フィールディングと強肩にも定評があり、2024年のフィールディングランバリューは遊撃手では、MLB全体で5位と高く、一塁への送球は時速100マイル（160.9キロ）に迫ることも。

ドミニカ出身で、2018年7月に国際フリーエージェントでレッズと契約しプロ入り。マイナーで数シーズンをプレーした後、プロスペクト（将来有望株）ランキングで8位につけた2023年シーズンを迎えると、同年6月6日のドジャース戦でMLBデビューを果たす。

すると、デビュー間もない6月23日のブレーブス戦でサイクルヒットを達成し、非凡さをアピール。結局、この年のレギュラーシーズンは98試合の出場で13本塁打、35盗塁をマークした。

そして、迎えた2024年も5月16日のドジャース戦でイチロー以来となる1試合4安打4盗塁を記録するなど、インパクトの強さを発揮。夏場には自身初のオールスターゲーム選出を果たす。

最終的には、160試合に出場して10三塁打（ナ・リーグ2位）、25本塁打、76打点、OPS.810、67盗塁（同1位）をマークし、ナ・リーグ盗塁王のタイトルを獲得した。

なお、2025年を迎えるにあたり『MLB.com』の発表した現役ポジション別トップ10プレーヤーの遊撃手部門で、8位に選出されたほか、同サイトによる現役トップ100プレーヤーでは、31位にランクインしている。

※データは2025年3月1日時点
※1ドル＝150円で換算