コービン・キャロル

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コービン・キャロル
Corbin Carroll
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所属
アリゾナ・ダイヤモンドバックス
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ポジション
外野手
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生年月日
2000年8月21日
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身長/体重
178cm/75kg
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投打
左投左打
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出身
ワシントン州
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年俸
563万ドル(約8.4億円)
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主なタイトル・表彰
新人王(2023年)
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2024年成績
- 打率
- .231
- 本塁打
- 22
- 打点
- 74
- 盗塁
- 35
走攻守が高い次元で揃った次代のスター候補
身長約178cmと小柄ながら、トップクラスの走力に加え、長打力も魅力の1つ。外野は全ポジションでプレーできる。
ワシントン州シアトル出身で、マリナーズのレジェンドであるイチローは憧れの存在。母親が台湾出身で、自身もアジアにルーツを持つ台湾系アメリカ人。
出身校であるレイクサイド高校の卒業生には、マイクロソフトの創始者ビル・ゲイツや、1960年代のテレビシリーズで初代バットマンを演じたアダム・ウエストがいる。
高校卒業後は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で大学野球をプレーする予定だったが、2019年のMLBドラフト1巡目でダイヤモンドバックスに指名されプロ入りを決断。
新型コロナウイルスのパンデミックにより、マイナーリーグが開催されなかった2020年を経て臨んだ2021年は、肩の負傷とその後の手術によりマイナーで数試合の出場に留まる。
しかし、2022年8月29日のフィリーズ戦でMLBデビューを果たすと、9月7日のパドレス戦では、ダルビッシュ有からメジャー初本塁打を放つなど、32試合の出場で、打率.260/出塁率.330/長打率.500、OPS.830をマークし、大器の片鱗を見せつけた。
迎えた2023年は開幕からスタメン外野手に定着し、夏場にはオールスターゲーム初選出されると、155試合に出場して打率.285/出塁率.362/長打率.506、OPS.868(ナ・リーグ9位)、30二塁打、10三塁打(同1位)、25本塁打、76打点、54盗塁(同2位)と、出色のパフォーマンスを見せ、チームのプレーオフ進出に貢献。
ポストシーズンでも存在感を発揮し、リーグ優勝を遂げるも、ワールドシリーズでは涙を飲む。それでも、シーズン終了後には満票でナ・リーグ新人王を獲得。なお、アジア系アメリカン人による新人王獲得は、MLB史上初の快挙だった。
しかし、フルシーズン2年目となった2024年は、「2年目のジンクス」を地で行く不振に苦しみ、5月終了時点で打率.197、OPS.573と激しく低迷。
それでも、夏場へかけて緩やかに復調すると、最終的には打率.231/出塁率.322/長打率.428、OPS.750、22本塁打まで成績を回復させた。また、リーグトップの14三塁打、そしてリーグ4位の35盗塁をマークするなど、打撃不振に左右されない走力の高さは健在だった。
なお、2025年を迎えるにあたり『MLB.com』の発表した、現役ポジション別トップ10プレーヤーの右翼手部門では、6位に選出されている。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算