クリス・バシット

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クリス・バシット
Chris Bassitt
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所属
トロント・ブルージェイズ
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ポジション
投手
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生年月日
1989年2月22日
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身長/体重
196cm/95kg
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投打
右投右打
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出身
オハイオ州
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年俸
2200万ドル(約33億円)
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主なタイトル・表彰
最多勝利(2023年)
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2024年成績
- 投球回
- 171.0
- 勝敗
- 10勝14敗
- 奪三振
- 168
- 防御率
- 4.16
多彩な変化球を操る安定のイニングイーター
遅咲きの本格派右腕。伸びのあるフォーシームを軸に、シンカー、カッター、スライダー、スプリット、チェンジアップ、カーブを操り、安定して長い回を投げるイニングイーター。キャリアハイの200イニングを投げた2023年はアメリカンリーグ最多勝のタイトルを獲得した。
大学時代はクローザーで、2011年のMLBドラフト16巡目でホワイトソックスに指名されプロ入り。2014年8月30日のタイガース戦でMLBデビューを果たすと、同シーズン後、トレードでアスレチックスへ移籍。
2016年のトミー・ジョン手術を経て、2018年シーズンにメジャー復帰を果たすと、2019年から先発ローテーションに定着し、同年は25試合に先発登板して初の2桁勝利となる10勝5敗、防御率3.81をマーク。
短縮シーズンとなった2020年も防御率2.29と安定したパフォーマンスを維持すると、キャリア初の完封を達成した2021年は、12勝4敗、防御率3.15の好成績を残す。
続く、2022年はトレードで移籍したメッツで、30試合に先発登板し、15勝9敗、防御率3.42の成績でチームのプレーオフ進出に貢献。同年オフにFAとなり、ブルージェイズと3年総額6300万ドルで契約。
トロントでの初年度は、ケビン・ガウズマン、ホセ・ベリオス、菊池雄星とMLB屈指の先発ローテーションを形成するなか、キャリアハイの33試合に先発登板(ア・リーグ1位タイ)。
200イニングを投げ(同2位)、16勝(同1位タイ)8敗、防御率3.60(同9位)、186奪三振(同10位)、WHIP 1.18(同10位)、被打率.235(同9位)、クオリティ・スタート21回(同2位)と、高水準の成績を残した。
2024年も先発ローテーションのコアメンバーの1人として、31試合に先発登板し、チーム3位の171回を投げるも、防御率4.16と成績はややスケールダウン。
特に被打率と与四球率の悪化によりWHIPが1.46に跳ね上がり、クオリティ・スタートも12に激減したのは気になるところ。36歳で2025年シーズンの開幕を迎えるベテランが、その辺をどう対処してくるかは見ものである。
このところ毎年のように行われているルール改正にはうんざりしているようで、2024年からピッチクロックの(走者がいる際の)秒数が変更されることにについて、「僕らはまたしても新しいルールを学ばなければならない。できれば、2025年はこの茶番が止んで欲しいね」と述べている。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算