ボビー・ウィット Jr.

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ボビー・ウィット Jr.
Bobby Witt Jr.
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所属
カンザスシティ・ロイヤルズ
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ポジション
内野手
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生年月日
2000年6月14日
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身長/体重
185cm/91kg
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投打
右投右打
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出身
テキサス州
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年俸
811万ドル(約12.2億円)
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2024年成績
- 打率
- .332
- 本塁打
- 32
- 打点
- 109
- 盗塁
- 31
走攻守が揃った5ツールプレーヤーの次世代スター
テキサス州出身で、コリービル・ヘリテイジ高校からオクラホマ大学へ進学。2019年には歴代受賞者にレブロン・ジェームズ(バスケットボール)や、アリソン・フェリックス(陸上)らが名を連ねるゲーターレード年間最優秀選手賞を受賞。
同年のMLBドラフト1巡目、全体2位でロイヤルズに指名され、プロ入り。マイナーリーグでは2021年に、USAトゥデイ・マイナーリーグ年間最優秀選手賞とベースボール・アメリカ・マイナーリーグ年間最優秀選手賞をダブル受賞。
ナンバーワン若手有望株としてプレシーズンを迎えた2022年は、開幕ロースター入りを果たし、4月7日の開幕戦でメジャーデビューを果たすとレギュラーとして定着。
結局、昨季は150試合に出場し、打率.254、6三塁打(ア・リーグ4位)、20本塁打、80打点、30盗塁(同4位)をマークし、最初のシーズンで20本塁打20盗塁を達成したMLB史上5人目の選手となるとともに、シーズン後のア・リーグ新人王投票で4位に入った。
また、この年の走塁スピード、30.4フィート/秒(1秒間に9.3m)はメジャー1位。続く、2023年も順調に飛躍し続け、春先のWBCでアメリカ代表としてプレー。
レギュラーシーズンでは158試合に出場し、打率.276(ア・リーグ9位)、177安打(同3位)、11三塁打(同1位)、30本塁打、96打点(同10位タイ)、49盗塁(同2位)と堂々たる成績で球団史上初の30-30(30本塁打、30盗塁)を達成し、MLBトッププレーヤーの仲間入りを果たす。
2024年はさらなるスケールアップを遂げ、レギュラーシーズンではリーグトップの161試合の出場で、打率.332/出塁率.389/長打率.588で首位打者のタイトルを獲得した。
そのほか、OPS.977(リーグ3位)、211安打(同1位)、45二塁打(同2位)、11三塁打(同2位)、32本塁打(同9位)、31盗塁(同8位)をマークし、球団史上初のトリプル3(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成するとともに、MLB史上初めて複数回30-30を達成した遊撃手となった。
この圧巻のパフォーマンスにより、シーズン終了後はシルバースラッガー賞に輝くとともに、16 OAAをマークした高い守備力が評価されてゴールドグラブ賞も獲得(いずれも自身初)。
MVP投票では2位満票(30/30票)で2位に入り、『MLB.com』が選ぶ2025年度版ポジション別トップ10プレーヤーの遊撃手部門では4位に選出された。
なお、父親のボビー・ウィットは元メジャーリーガーであり、MLBでは16シーズンプレーし、通算142勝を挙げたほか、1984年のロス五輪ではアメリカ代表として銀メダルを獲得している。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算