早稲田大学 ラグビー部 チーム紹介
早稲田大学
TEAM INFORMATION
大学選手権で最多となる16度の優勝を誇る臙脂のジャージで知られている早稲田大学。2022シーズンは関東対抗戦3位ながらも、大学選手権で調子を上げて準々決勝で明治大学、準決勝で京都産業大学を下した。ただ、決勝で帝京大学に20-73と大敗して、悔しい形でシーズンを終えた。
早稲田大学を率いるのはOBで、元日本代表SO(スタンドオフ)の大田尾竜彦監督。今季で3シーズン目を迎える。2022シーズンに続いて今季も選手個々のフィジカルアップをするだけでなく、春季大会から勝負にこだわることを掲げた。だが、Aグループでは帝京大学、明治大学とライバルに負けて課題が残った。
キャプテンには桐蔭学園時代にも主将として花園を制したSO伊藤大祐、副将にはFL(フランカー)永嶋仁、CTB(センター)岡﨑颯馬(いずれも4年)が就いた。また、寮長にはPR(プロップ)川﨑太雅、リーダーグループである委員にはLO(ロック)藤井将吾、NO8(ナンバーエイト)村田陣悟(いずれも4年)、HO(フッカー)佐藤健次、SH(スクラムハーフ)宮尾昌典(ともに3年)と、各ポジションの中心選手が顔を揃えている。
伊藤主将を中心に4年生たちで決めた今季のスローガンは「WASEDA FIRST」。日本一奪還と早稲田を一番に考えようという思いを込めた。また、各プレーの最初にこだわり、常に先手を取っていきたいという意も込められている。
リーダー陣以外にもPR亀山昇太郎、HO安恒直人、SH/WTB(ウイング)細矢聖樹、SO/FB(フルバック)守屋大誠(いずれも3年)、2022シーズンに活躍したFL粟飯原謙、U20日本代表のLO/FL栗田文介、CTB(センター)野中健吾(いずれも2年)、さらに新人にも、HO清水健伸(國學院久我山)、FL松沼寛治(東海大大阪仰星)、WTB/FB矢崎由高(桐蔭学園)と高校日本代表が3人入った。特にFB矢崎はU20日本代表で活躍し、ルーキーイヤーから躍動しそうだ。
FW(フォワード)陣がセットプレー、接点で粘りを見せて、高速BK(バックス)の展開力でトライを取りきるのが、早稲田大学の伝統的なラグビー。今季の4年生はまだ日本一を経験していない。だからこそ、対抗戦から調子を上げていき、国立競技場で「荒ぶる」(優勝時に歌うことができる第二部歌)を歌いたい。
TEXT:斉藤健仁
※掲載情報は2023年8月31日時点
関東大学対抗戦 過去5年間の順位
- 2022年
- 3位(大学選手権準優勝)
- 2021年
- 2位(大学選手権ベスト8)
- 2020年
- 2位(大学選手権準優勝)
- 2019年
- 2位(大学選手権優勝)
- 2018年
- 1位(大学選手権ベスト4)