東海大学 ラグビー部 チーム紹介
東海大学
TEAM INFORMATION
2007年に初優勝して以来、16年間で12度の優勝を誇る「シーゲイルズ」こと、東海大学。2022シーズンのリーグ戦では、初戦こそ昇格したばかりの東洋大学に黒星を喫したが、その後は6連勝を飾り5連覇を達成。ただ、初優勝を目指した大学選手権は準々決勝で筑波大学(関東大学対抗戦5位)に17-20で敗れて悔しい形でシーズンを終えた。
1998年以来指揮を執る木村季由監督が継続的に強化を進めてきており、今季もFW(フォワード)、BK(バックス)にタレントが揃っており、リーグ戦の中では頭一つ抜けた存在だ。春からボールを動かすアタックに注力しており、帝京大学には大敗したものの、早稲田大学、明治大学とは接戦、2勝3敗で春季大会を終えた。アタックで形が見えた一方で、伝統的な武器であるFWのスクラム、モールは秋までにさらに強化を図りたい。
主将には1年生から活躍しているFB(フルバック)谷口宜顕、副将にはFWの核となるFL(フランカー)/NO8(ナンバーエイト)アフ・オフィナ(ともに4年)が、FWリーダーにはHO(フッカー)下江康輔、LO(ロック)朴淳宇、BKリーダーには2022シーズンのリーグ戦ベスト15であるSO(スタンドオフ)武藤ゆらぎ、CTB(センター)何松健太郎(いずれも4年)と、各ポジションの中心選手が就いた。
今季の目標も創部初となる大学日本一だ。それを達成するために「我々の手で火をおこし燈をともすということ」という思いを込めて「燈(ともしび)」を今季のスローガンと定めた。また、「燈」をともすためにどのような姿勢で取り組むべきかについて話し合い、自分で限界を決めずに限界の向こうへ挑戦し続けるという意味を込めて「Go beyond your limits」というサブタイトルが付いた。また、クラブの目標として「愛し愛されるクラブ」を掲げた。
リーダー陣以外にもPR(プロップ)本田啓、CTB近藤翔耶、WTB(ウイング)中川湧眞、岡村優太(いずれも3年)、U20日本代表FL(フランカー)薄田周希、SH(スクラムハーフ)川久保瑛斗(ともに2年)らがいる。さらに、新人にも東海大福岡出身のCTB/WTBウェスリー・トンガ、南アフリカ出身のCTB/NO8ヘンドリック・スミス、FBコンラッド・セブンスターらが加入して、さらに層が厚くなった。
接点の強さ、SO武藤を中心としたBKの展開力にも長けており、FWのセットプレーでの力強さも秋には戻ってくるだろう。2022シーズンの悔しい最初と最後の2敗を糧に、今季はリーグ戦を全勝で駆け抜けて大学選手権に臨みたい。
TEXT:斉藤健仁
※掲載情報は8月31日時点
関東大学リーグ戦 過去5年間の順位
- 2022年
- 1位(大学選手権ベスト8)
- 2021年
- 1位(大学選手権ベスト4)
- 2020年
- 1位(大学選手権ベスト8)
- 2019年
- 1位(大学選手権ベスト4)
- 2018年
- 1位(大学選手権ベスト8)