筑波大学 ラグビー部 チーム紹介

筑波大学

TEAM INFORMATION

2022シーズンに8シーズンぶり、5度目の大学選手権ベスト4に駒を進めた「国立大学の雄」筑波大学。2023シーズンは関東大学対抗戦4位で大学選手権に出場したが、明治大学に敗れて準々決勝で敗退した。今季は創部100周年という節目のシーズンを迎えて、大学日本一を目標に掲げている。

OBのトップリーグやリーグワンを経験した選手がコーチングをしており、OB会の寄付やクラウドファンディングにより、グラウンド横にウエイト場も完成するなど、ラグビーに集中できる環境は整いつつある。

5シーズン前にHC(ヘッドコーチ)から昇格した嶋崎達也監督の下、伝統的に激しいディフェンス、しつこい接点を軸に戦っている。今季は身長の高い選手が多くラインアウトを強みとし、BK(バックス)にはタレント陣がそろい、得点力は増している。

キャプテンは4年生による話し合いの末、WTB(ウィング)中野真太郎、副将にはPR(プロップ)二重賢治、SO(スタンドオフ)/CTB(センター)堀日向太(いずれも4年)が選ばれた。2022シーズンは「バチバチ」、2023年シーズンは「VROOM」だったが、今季はスローガンを「よっしゃあ」と定めた。どこよりも熱量のあるチームを作って、日本一になるという思いが込められている。

FW(フォワード)はPR(プロップ)麻生尚宏(4年)、小澤一誠、HO(フッカー)前川陽来、門脇遼介(いずれも3年)、LO(ロック)白丸智乃祐、U20日本代表の磯部俊太朗(ともに2年)、FL(フランカー)茨木颯、FL/NO8(ナンバーエイト)大町尚生(ともに3年)がいる。新人では、すでに主力となっているLO中森真翔(桐蔭学園)を筆頭に、PR茨木海斗(東福岡)、NO8浜浦幸太郎(中部大春日丘)がメンバーに絡んで来そうだ。

BK(バックス)はSH(スクラムハーフ)高橋佑太朗、SO(スタンドオフ)/CTB(センター)楢本幹志朗、CTB大内田陽冬、SO/FB(フルバック)永山丞(いずれも3年)、CTB/SO浅見亮太郎、WTB(ウィング)大畑亮太(いずれも4年)、CTB/WTB濱島遼、WTB小池陽翔(ともに3年)、U20日本代表で活躍したCTB/WTB飯岡建人、WTB/FB増山将(いずれも2年)ら、スピードとスキルを合わせ持つ選手がそろっている。1年生ではSH/FB井上達木(佐賀工業)、WTB/CTB森尾大悟(茗渓学園)がメンバーに絡んできそうだ。

春季大会Bグループでは日本大学に負けたものの、慶應義塾大学に勝利し、定期戦でも天理大学を下している。今季、創部100周年を迎えていることもあり、OBやファンの期待も大きい。FWがセットプレー、接点で粘り強く戦い、BKで仕留めるという筑波大学の形を出して、対抗戦で上位に進出し、大学選手権で初の頂点を目指す。

TEXT:斉藤健仁
※掲載情報は2024年8月1日時点

筑波大学ジャージー

関東大学対抗戦 過去5年間の順位

2023年
4位(大学選手権ベスト8)
2022年
5位(大学選手権ベスト4)
2021年
6位
2020年
5位(大学選手権3回戦敗退)
2019年
3位(大学選手権ベスト8)

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