日本大学 ラグビー部 チーム紹介
日本大学
TEAM INFORMATION
2015年は2部に在籍していたが、翌年1部に再昇格し、FW(フォワード)の強さを武器に2019年から2021年まで、2位、3位、2位と、関東大学リーグ戦で安定的な強さを見せていたのが「ハリケーンズ」こと、日本大学だ。
2028年の創部100周年までに優勝することを目標に定め、2022シーズンはOBの中野克己・前監督が、元日本代表キャプテンの菊谷崇HC(ヘッドコーチ)を招聘したが、関東大学リーグ戦では流通経済大学、東洋大学に接戦で敗戦。東海大学と法政大学にも敗れ、4位で大学選手権の出場を逃した。
そこで、再び上昇気流に乗るため、今季はチーム体制を刷新。OBの川松真一朗氏が総監督、コーチだったOBの窪田幸一郎氏が監督に昇格、女子7人制ラグビーで指導経験豊富なOBの稲田仁氏がHC(ヘッドコーチ)に就任した。森田茂希コーチは留任し、かつてスクラムを指導していた今田洋介コーチが復帰した。
リーダー陣はキャプテンにNO8(ナンバーエイト)佐川奨茉、副将にSH(スクラムハーフ)齋藤史哉、FL(フランカー)久保太雅、ラインアウトリーダーを兼ねるFLワイサレ・セレビの3人、そしてFW(フォワード)リーダーはFL武育也、BK(バックス)リーダーはCTB(センター)三良煕三郎(いずれも4年)が就いた。
目標は大学選手権ベスト4を掲げ、ターゲットに向かって「骨を粉にし、身を砕いて力の限りを尽くして全力で戦い抜く」という意味を込め、スローガンは「粉骨砕身」と定めた。
リーダー陣以外のFWは、PR(プロップ)春野星翔、HO(フッカー)井上風雅(ともに4年)、LO(ロック)/NO8セコナイア・ブル(3年)、身長196cmのLOジェームズリーフ・ジェイキブ・ローレンス(2年)、NO8/FL永池海音(いずれも2年)らがいる。
BKはSH前川李蘭(4年)、SO(スタンドオフ)/CTB(センター)/WTB(ウイング)/FB(フルバック)徳永優太(3年)、CTBジョアペ・ナコ(いずれも3年)、SO/CTB/FB柏原慶太、WTB久保太志郎(いずれも2年)ら力のある選手がいる。
新人ではPR松井我空、LO岡亮太、SO後藤翔大(いずれも佐賀工業)、WTB浦川直輝(大分東明)らも加わり、チーム力は上がったと言えよう。
かつて「ヘラクレス軍団」と言われたFW陣のスクラム、モールの強さが戻りつつある。春季大会Bグループでは得点力の高さを見せて3勝2敗で2位に入った。今季はリーグ戦3位以内に入り、大学選手権に出場し、2028年の100周年に向けて再び上昇気流に乗りたい。
TEXT:斉藤健仁
※掲載情報は8月31日時点
関東大学リーグ戦 過去5年間の順位
- 2022年
- 4位
- 2021年
- 2位(大学選手権ベスト8)
- 2020年
- 3位(大学選手権ベスト8)
- 2019年
- 2位(大学選手権ベスト8)
- 2018年
- 5位