早稲田大学 ラグビー部 チーム紹介
早稲田大学
TEAM INFORMATION
大学選手権で最多となる16度の優勝を誇る臙脂のジャージーの早稲田大学。2024シーズンは関東対抗戦で6年ぶりの優勝(全勝優勝は17年ぶり)を飾ったが、大学選手権の決勝で帝京大学に15-33で敗れ、日本一に手が届かなかった。
早稲田大学を率いるのはOBで、元日本代表SO(スタンドオフ)だった大田尾竜彦監督だ。今シーズンで5シーズン目を迎える。108代目のキャプテンには1年から活躍するCTB(センター)野中健吾、副将にはFL(フランカー)田中勇成(ともに4年)が選ばれた。
日本一まであと一歩のところで手が届かなかったチームは、4年生全員で「One Shot」というスローガンを掲げた。「一つのプレーに徹底的にこだわり、全部員、観客が一丸となり団結し、数少ないチャンスを一発で仕留めて勝ち切る」という意味を込めたという。
FW(フォワード)には、PR(プロップ)山口湧太郎(4年)、杉本安伊朗(3年)、新井瑛大(3年)、U23日本代表でキャプテンを務めたセットプレーの要、HO(フッカー)清水健伸(2年)、FL萩原武大(4年)、LO栗田文介(4年)、FL粟飯原謙(4年)、NO8(ナンバーエイト)松沼寛治(3年)、NO8城央祐(2年)がおり、ルーキーの高校日本代表PR平山風希(1年/大分東明)もメンバーに絡んできそうだ
BK(バックス)は昨季大活躍したロングキッカーのSO服部亮太、WTB(ウイング)田中健想(ともに2年)だけでなく、SH(スクラムハーフ)糸瀬真周(4年)、CTB黒川和音(4年)、CTB福島秀法、金子礼人(いずれも3年)、バックスリーには日本代表経験のある矢崎由高、鈴木寛大、池本晴人(いずれも3年)らがいる
関東春季交流大会は明治大学に敗れて3位だったが、帝京大学に36-35と逆転勝ちして力のあるところを見せた。伝統の展開力はもちろんのこと、ディフェンス、セットプレーにも力があり、今季も優勝候補の一角であることは間違いない。
昨季の大学選手権決勝の悔しい経験を胸に、今季は対抗戦で連覇を達成し、その勢いのまま2019年度以来となる日本一まで駆け上がることができるか。
TEXT:斉藤健仁
※掲載情報は2025年8月10日時点
関東大学対抗戦 過去5年間の順位
- 2024年
- 1位(大学選手権準優勝)
- 2023年
- 3位(大学選手権ベスト8)
- 2022年
- 3位(大学選手権準優勝)
- 2021年
- 2位(大学選手権ベスト8)
- 2020年
- 2位(大学選手権準優勝)