筑波大学 ラグビー部 チーム紹介
筑波大学
TEAM INFORMATION
2022年シーズンに8シーズンぶり、5度目の大学選手権ベスト4に駒を進めた「国立大学の雄」筑波大学。2024年シーズンは創部100周年という節目のシーズンだったが、対抗戦では青山学院大学戦での敗戦が響き、3勝4敗だったものの勝ち点差で6位となり、大学選手権出場を逃してしまった。
6シーズン前にHC(ヘッドコーチ)から昇格した嶋﨑達也監督の下、激しいディフェンス、しつこい接点が伝統だ。昨季の反省を踏まえて、春はアタックに注力したこともあり、春の関東大学セブンズで2年ぶり5度目の優勝に輝き、関東春季交流大会のBグループも全勝で制した。
101年目を迎える今シーズン、主将にはSH(スクラムハーフ)高橋佑太朗、副将にはHO(フッカー)前川陽来、SO(スタンドオフ)楢本幹志朗、主務にはHO(フッカー)門脇遼介(いずれも4年)が就いた。
スローガンは昨シーズンの悔しい経験を念頭に、「Rock You(揺さぶれ・驚かせ)」を掲げた。プレーで声で、互いを鼓舞し合い、仲間を奮い立たせ、また筑波ラグビーの勝利や泥臭く闘う姿を通して、観客やファンの皆様を驚かせるといった意味を込めた。
また、スローガン以外にも、日本一達成ために「狂う」「小事徹底」の2つの柱を立てた。フィールド内では日本一に向けて狂ったように闘う、フィールド外では細かいことや当たり前のことを徹底することを常に念頭に置いているという。
FW(フォワード)ではPRに小澤一誠、門脇遼介(いずれも4年)、茨木海斗(2年)。LO(ロック)は白丸智乃祐、磯部俊太朗(ともに3年)。LO/FL(フランカー)の髙木海斗、FL茨木颯、FL/NO8(ナンバーエイト)大町尚生(ともに4年)、U23日本代表で活躍したLO/FL中森真翔(2年)、NO8浜浦幸太郎(2年)、1年生のFL野口健(流通経済大柏)らがいる。
BK(バックス)では、SO水澤雄太(3年)、CTB(センター)大内田陽冬、SO/FB(フルバック)永山丞、CTB/WTB(ウイング)濱島遼、WTB小池陽翔(いずれも4年)。また、ユース代表で活躍してきたCTB/WTB飯岡建人、WTB/FB増山将(いずれも3年)、WTB/CTB森尾大悟(2年)、1年生ではWTB深田衣咲(東福岡)、WTB内田慎之甫(佐賀工業)らスキル、スピードを持つ選手が並ぶ。
トップリーグやリーグワンを経験した大学OBの選手がコーチングをしており、以前よりも環境は整ってきた。接点の激しさ、そしてラインアウトを起点にタレントが揃うBKを活かすラグビーは変わらない。今シーズンは、しっかり対抗戦で上位に入って、大学選手権に出場して日本一への挑戦権を得たい。
TEXT:斉藤健仁
※掲載情報は2025年8月10日時点
関東大学対抗戦 過去5年間の順位
- 2024年
- 6位
- 2023年
- 4位(大学選手権ベスト8)
- 2022年
- 5位(大学選手権ベスト4)
- 2021年
- 6位
- 2020年
- 5位(大学選手権3回戦敗退)