アタックよし、レシーブよし、サーブよし。アメリカ代表の一員としてオリンピックには、今夏のパリ大会を含めて3度出場していることから実力は言うまでもない。さらには、人柄もよし。パナソニックパンサーズ（当時）に加入した昨季、来日してすぐにフィットしてみせると、同期加入の西田有志とともにチームを牽引した。

昨シーズンを振り返ると、総得点504得点はチームトップ。サーブ得点39は西田の51に次いでチーム2番目。また、サーブ効果率では西田の12.9％に続く、12.6％の数字をマークし、リーグの個人ランキングにおいてワンツーを飾った。また、サーブレシーブにおいては成功率65.6％とチームトップの成績を残している。

こうして天皇杯制覇に貢献、Vリーグでは決勝こそ涙を呑んだが、敢闘賞とベスト6に選出された。

今季の大阪ブルテオンのアウトサイドヒッターは、新外国籍選手のロペス ミゲルや東レアローズ（現・東レアローズ静岡）から移籍加入した富田将馬、それに在籍5季目の仲本賢優や、3季目の西山大翔ら、各国代表クラスのそうそうたる顔ぶれが並ぶ。

そこではいかなる立ち位置となるだろうか？昨季以上の活躍が望まれる中、これまでと変わらぬ真摯な姿勢で期待に応えることだろう。

TEXT：坂口功将