鬼木 錬

福岡・祐誠高校時代から恵まれたサイズは知られたところで、選抜合宿などでは名前を連ねていた。そうして日本体育大学を経て、サントリーサンバーズに入団を果たした。

現在の身長は204㎝。やはり高さはバレーボールにおいて武器になる。ブロックはもちろん、アタックそしてサーブにおいても活かされる場面は多く、まずもって効果的なサーブから相手チームにとって脅威となる。

サントリーにおけるミドルブロッカーの台所事情でいえば、日本代表でも大黒柱の小野寺太志をはじめ、サウスポーの佐藤謙次や闘争心むきだしの柏田樹、ポテンシャルを秘めた樫村大仁などキャラクター豊富な面々がそろっており、それは同時に戦況に応じて多彩な選手起用を繰り出せることにもつながっている。

とりわけ昨季から指揮を執るオリビエ・キャット監督は「誰が出ても戦えるようなチームづくり」を掲げており、いつどのように出番がきても活躍できることが大切。鬼木として、それは例外ではないのだ。

TEXT：坂口功将