エバデダン ラリー アイケー

日本代表には筑波大学在学時の2022年度から登録され、その後はネーションズリーグや、パリ五輪予選など着々と出場機会を獲得してきたエバデダン ラリー。

その評価を確かなものにしたのが、2024-25シーズンである。大阪ブルテオンでは加入当初からレギュラーに抜擢されてきたなか、昨季はブロック決定本数が91本を数え、1セットあたりの数字（0.57本）においてもリーグ3番目の成績を残す。そうしてレギュラーシーズンのベスト6に選出されたのであった。

レギュラーシーズン優勝に貢献し、チャンピオンシップはセミファイナルで敗れる結果に終わったものの、5月のアジアチャンピオンズリーグ男子ジャパン2025ではチームを準優勝に導くと、自身はここでも大会ドリームチームのベストミドルブロッカーに輝いた。

今年の日本代表においても、アタック、ブロックともに奮闘を見せた。本人が描く選手像は、「誰もが名前を挙げるような、世界一のミドルブロッカー」。その階段を上り続けている。

TEXT：坂口功将