富田 将馬

学生時代からサーブレシーブの安定感と精度には定評があり、2021-22 V.LEAGUE（当時）ではレシーブ賞を受賞。

日本代表には2020年に初登録され、国際大会の出場メンバー入りを果たす実力を示してきた。パリ五輪は交代選手としての参加となったが、メダル獲得を目指すチームの一員としてサポートに徹している。

出身は静岡県三島市であり、中学時代は「アローズジュニア」に在籍するなど、東レ静岡の申し子といえる存在だったが、2024-25シーズンから大阪ブルテオンへ移籍加入。

外国籍選手含めて強力なアウトサイドヒッター陣が並ぶなか、出番が限られるシーンも見られたが、それでもコートに立てば、安定感抜群のレシーブと効果的なサーブで試合の流れを手繰り寄せた。

今年5月の「アジアチャンピオンズリーグ男子ジャパン2025」では大阪Ｂのエースとして躍動。チームの準優勝と今年12月に予定されている世界クラブ選手権の出場権獲得に貢献した。

リーグ優勝を目指すチームにおいて、今季も欠かせないピースであることは間違いない。

TEXT：坂口功将