中島 健斗

大阪・昇陽中学校3年生時に全日本中学校選手権大会でチームを初優勝に導いた司令塔は、その後も着々とステップアップ。

京都の名門・東山高校ではエースの髙橋藍とコンビを組み、3年生時に「春高」こと、「全日本高等学校バレーボール選手権大会」を制する。進学した天理大学も関西リーグ上位に押し上げる立役者となり、VC長野トライデンツへ入団した。

だが、ルーキーイヤーとなる2024-25シーズンは開幕前の8月に、右膝離断性骨軟骨炎に見舞われた。全治6ヵ月を経て、シーズン後半の2025年3月1日のサントリーサンバーズ大阪戦で復帰を果たすと、相手チームには高校の盟友・髙橋藍の姿が。これが2人にとってSVリーグでの初対戦となった。

なお昨季、サントリーでの入団会見で髙橋藍が「対戦を楽しみにしている選手」に名前を挙げたのが、この中島である。

トスワークに定評があり、2025年7月にはワールドユニバーシティゲームズ日本代表にも選出。豊富な経験を活かし、SVリーグではVC長野を上位に導く。

TEXT：坂口功将