バレーボールを始めたのは7歳の時。中学は地元大阪の大和田中学へ進み、全日本中学校バレーボール選手権大会で優勝。卒業後は大阪国際滝井高校へ進学し、3年時には春高バレーで準優勝に貢献した。

肩関節が柔らかく、相手チームだけでなく味方からも「その角度からそこに打つ？」と驚かれることもあるスパイクはまさに変幻自在。卒業後に進んだ岡山シーガルズでも内定選手の頃から出場を重ね、チームの好守の柱として欠かせぬ存在となり、2022年には日本代表登録選手にも選出された実力の持ち主だ。

岡山への入団直後から、中学、高校の先輩でもある宮下遥を敬愛し、宮下も妹分として事あるごとに金田を話題に挙げ、試合時も「困った時は修佳に上げれば決めてくれる」と絶大な信頼を寄せた。

オフの日に外食へ行けば「見ていて気持ちいいぐらい食べてくれる」という宮下曰く、「焼肉へ行った時に店の肉がなくなるのではないかと思うほど食べた」と言われるほどの大食漢。

2024年5月の黒鷲旗では初優勝を遂げたが、この大会限りで引退する宮下、川島亜依美への思いを語りながら「これからどう戦っていけばいいのかわからないぐらい寂しい」と涙を見せた。長年に渡りシーガルズの顔であり続けた川島、宮下が抜けた新生シーガルズの顔として、チームを牽引する存在だ。

TEXT：田中夕子