栃木県真岡市に生まれ、小学3年生の時に母と姉の影響でバレーボールを始める。中学生の時にセッターとなり、國學院大學栃木高校に進学。当時から俊敏でハンドリングが良く、全国高校選抜代表メンバーに選出される。

高校卒業後に、岡山シーガルズに入団。長年に渡り日本代表のセッターとして活躍した宮下遥から多くのことを吸収し、出場機会を徐々に増やすと、2022年に日本代表登録メンバーに選出された。また、真岡市アンバサダーを務め、市内小学生とのバレーボール教室を行うなど、地元のスポーツ振興にも貢献している。

2022-23シーズンは30試合100セットに出場し、絶対的司令塔として活躍。ネット際にも強く、的を絞らせないトスワークで試合を組み立てるなど、持ち味を存分に発揮して監督の信頼を勝ち取った。

SVリーグが開幕する今シーズンから、金田修佳とともにキャプテンに就任。チーム最年長となり、河本監督から教わったことやシーガルズの強みを後輩に伝えていく立場に。

河本監督の「優しい人は仲間の気持ちもわかる。相手が何を考えているかも分かる。だから強い選手は優しい選手」という言葉を胸に、周りの選手の表情や考えを汲み取り、仲間とともに勝利を引き寄せる。

TEXT：長瀬竜征（PLANTONE）