日本代表で活躍する名選手を輩出してきたSAGA久光スプリングスで、その才能を磨かんと日々の練習に励む未来のエース候補。やはり身長183㎝の高さは魅力だ。

バレーボールを始めたのは小学1年生からで、中学生時代にはJOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗中学大会の島根県選抜入りを果たす。同じくして、アンダーエイジカテゴリー日本代表の候補に名前を連ねるなど、若くから評価されてきた。

その名が全国区になったのは、名門の山口・誠英高校時代。3年生時の「春高」こと、「全日本バレーボール高等学校選手権大会」でチームは粘り強さを武器にした伝統の“泥んこバレー”を展開して準優勝。エースとして長身を活かしたアタックと安定感のあるサーブレシーブを繰り出す姿に、見るものは同校OGで元・女子日本代表の栗原恵を重ねた。

2022年にはU20女子日本代表として、同年の第21回アジアU20女子選手権大会の優勝を経験。翌年にはU21女子日本代表で、第22回世界U21女子選手権大会への出場を果たし、結果は4位だったものの、SAGA久光スプリングスでチームメートの深澤めぐみとともにチームのポイントゲッターとして活躍を披露した。これから要注目の存在である。

TEXT：坂口功将