津村 大志
日本代表選手紹介
代表初招集、スクラムに磨きをかけたPR
小学校3年から大阪・東淀川ラグビースクールで競技を始めた。奈良の強豪・御所実業高校に進学し、高校1、3年時には花園にも出場。特に3年時は主力として選抜大会と、花園で準優勝に貢献した。在学中はU17日本代表や高校日本代表候補にも選出された。
帝京大学に進み、持ち前のスクラムの強さを武器に、2年時からリザーブとして試合に出場した。3年時も主に控えながら、対抗戦、大学選手権全試合に出場し、2連覇に貢献した。4年では1番をつけて3連覇に寄与した。
2024年、アーリーエントリーでリコーブラックラムズ東京に加入。最終節のトヨタヴェルブリッツ戦で先発し、リーグワンデビューを飾った。その年の夏はオーストラリア留学も経験した。
ブラックラムズのカール・ホフトFW(フォワード)コーチの下、スクラムに磨きをかけ、2024-25シーズンは第5節から1試合を除き、1番で先発。チームのスクラムを支えて大きな存在感を見せた。
2025年5月、『JAPAN XV』として合宿に参加し、ニュージーランド学生代表戦や、ホンコン・チャイナ戦に出場。6月も試合出場はなかったが、マオリ・オールブラックス戦に向けた『JAPAN XV』として招集された。8月、追加招集で初めて日本代表に選ばれ宮崎合宿に参加した。
◆憧れの選手はオールブラックスのPRネポ・ラウララだ。実弟の晃志も御所実業に通っており、HO/NO8でチームの中心FWだ。苦手な食べ物はしいたけ。手先が器用で、最近はチームメイトの髪を切っているという。
TEXT by 斉藤健仁
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