奥井 章仁
日本代表選手紹介

奥井 章仁
Akito OKUI
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生年月日
2001年9月17日
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出身
大阪府
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所属
トヨタヴェルブリッツ
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ポジション
FL(フランカー)
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身長/体重
177cm/103kg
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主な経歴
大阪桐蔭高校→帝京大学
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日本代表キャップ
0
※2025年6月1日時点 -
X(旧Twitter)
高校、大学と日本一に輝いたスティールが武器のFL
父の影響もあり、小学1年生から大阪・枚方ラグビースクールに通った。小学校時代は同時に1つ上の姉がやっていたソフトボールも、ラグビーと同時に続けていたという。大阪の枚方市立楠葉中学から大阪桐蔭高校に入学した。
「花園」こと、全国高校ラグビー大会には3年連続で出場し、1年からその突破力を武器に先発として出場。1年で準優勝、2年でチーム初の全国制覇に貢献した。しかし、キャプテンを務めた3年時はベスト8進出にとどまった。また、2年の時から高校日本代表に選ばれ、3年生の時には飛び級で、U20日本代表にもなるなど、世代をリードしてきた選手の1人である。
卒業後は帝京大学に進学。HO(フッカー)への転向も考えたが、結局、バックローとしてのプレーを続けている。1年時から試合に出ていたが、ケガもありシーズン後半は出場機会に恵まれなかった。
2年からはレギュラーとして定着し、帝京大学FW(フォワード)のリーダー的存在となり、大学選手権の決勝でトライを挙げるなど、2017年度以来の大学選手権優勝に貢献した。3年時もほぼ全ての試合にフル出場し、大学選手権連覇の原動力となった。最終学年は副将となり、リーダーシップを発揮。さらに帝京大学を3連覇に導いた。
2024年、アーリーエントリーでヴェルブリッツに加入。夏はニュージーランド・インバーカーギルブルーズに留学。世界的なバックローが並ぶチームの中で大きく成長した。2024-25シーズン、第5節の埼玉パナソニックワイルドナイツ戦でNO8(ナンバーエイト)として先発し、リーグワンデビューを飾り、9試合に出場した。
5月の「JAPAN XV」、6月の菅平で行われたトレーニングスコッド合宿でアピールし、初の日本代表入りとなった。外国出身選手が多い中で、タックル、スティールでアピールしていきたい。
◆大食漢として知られ、高校1年時から毎日2kg以上のご飯を食べて100kgの身体を作り上げた。HO江良颯(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)は高校時代からの同級生だが、帝京大学進学時は相談しなかったという。涙もろいことで知られる。好きな食べ物は唐揚げ、ハンバーグ。姉・小晴さんは先生をしながらハンマー投げで日本代表を目指している。
TEXT by 斉藤健仁
© JRFU