サム・ホワイトロック
オールブラックス注目選手紹介
サム・ホワイトロック
Sam WHITELOCK
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生年月日
1988年10月12日
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所属
クルセイダーズ
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ポジション
LO(ロック)
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身長/体重
202cm/116kg
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ニュージーランド代表キャップ
140
※2022年10月11日時点
140キャップ、オールブラックスのFWを支えるベテランLO
2017年にクルセイダーズのキャプテンに就任。チームを9年ぶりの優勝に導く原動力になり、スーパーラグビー最優秀選手とニュージーランド年間最優秀選手の2冠に輝いた。
長身を生かした空中戦はもちろんのこと、激しいディフェンス、そして突破力もありトライも取れる万能LOで、オールブラックスのLOとしては最多のキャップを持つベテランだ。
若い頃からその才能を開花させ、2008年のジュニア世界選手権では5試合に出場するなど優勝に貢献した。2010年にクルセイダーズでデビューすると、その年にオールブラックスにも選出、2011年ワールドカップでは日本戦で初出場すると、そこから定位置を確保した。2015年のワールドカップは全試合にフル出場して連覇に貢献した。
その後もクルセイダーズ、オールブラックスでほとんどの試合に出場し、2017年秋のヨーロッパツアーでは負傷離脱したNO8(ナンバーエイト)キアラン・リードに代わり、初めてキャプテンを務めた。2019年ワールドカップ終了後、日本のパナソニックでもプレーし、2020年はスーパーラグビーアオテアロアでクルセイダーズに復帰。スーパーラグビー150キャップを達成した。
今季もクルセイダーズの優勝に貢献し、オールブラックスとしても140キャップと、最多であるリッチー・マコウの148キャップに次ぐ。また、主将のサム・ケインに代わってキャプテンを務めることも多く、そのリーダーシップとハードワークは健在であり、来年は150キャップの大台に届きそうだ。
◆幼少期はバスケットボールもしていたが、ラグビーを選択。祖父もオールブラックスで、4兄弟の兄アダム、日本のパナソニックでもプレーしたジョージ、弟のルークもオールブラックスのキャップを持つというラグビー一家である。2023年ワールドカップの後、再び、日本でのプレーを望んでいるという。
TEXT by 斉藤健仁