デーヴィッド・ハヴィリ
オールブラックス注目選手紹介
デーヴィッド・ハヴィリ
David HAVILI
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生年月日
1994年12月23日
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所属
クルセイダーズ
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ポジション
CTB(センター)
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身長/体重
184cm/88kg
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ニュージーランド代表キャップ
21
※2022年10月11日時点
年々存在感が増す、縦に強い決定力のあるCTB
マオリとトンガの血を引き、ニュージーランド南島のネルソンで生まれた。モトゥエカ高校からネルソン・カレッジに進学し、トップチームの一員として活躍した。高校卒業後は、働きながら地元ネルソンのクラブラグビーでプレーしながらチャンスを待った。その後、タスマンのユースチームを経て、クルセイダーズの下部チームにも所属していた。
2014年に初めてタスマンに参加し、州代表選手権のプレミアシップ決勝に進出し、タラナキに36-32で敗れたものの、10試合に出場して4トライを挙げて頭角を現した。2015年は11試合全てに出場し、31点を挙げると、クルセイダーズのトレーニングスコッド入りを果たす。
2016年も10試合で2トライと活躍すると、クルセイダーズのトップチームに昇格。14試合に出場し、スーパーラグビーでは準々決勝に進み、ライオンズ戦では42-25で敗れたものの、先発出場で存在感を示した。
2017年のスーパーラグビーからは主力の1人として活躍するようになり、クルセイダーズの年間最優秀選手にも選ばれ、同年10月のアルゼンチン戦でオールブラックスとしてもデビューを果たした。
2018年から2020年はオールブラックスに選ばれることはなかったが、2021年、スーパーラグビーアオテアロアではクルセイダーズで主力のCTBとしてプレーし、5連覇に貢献。7月には再び代表に召集された。今年もスーパーラグビーで活躍すると、ザ・ラグビー・チャンピオンシップでは5試合に先発出場するなど、中盤で存在感を増している。
◆高校卒業後はクラブラグビーでプレーしながら、建築職人の見習いとして働いていた苦労人だ。弟のウィリアムもタスマンに所属していたバックスリー。今年はモアナ・パシフィカに所属し、スーパーラグビーでプレー。トンガ代表としてキャップを獲得し、トンガのワールドカップ出場に貢献した。兄弟でのワールドカップ出場なるか。
TEXT by 斉藤健仁